今回は、「胎教にいい」とされるクラシック音楽や、絵本の読み聞かせ効果に疑問を感じている人からの相談にお答えします。
●今回の相談
夫や親が妊娠を喜んでくれるのはうれしいのですが、胎教にまで口を出してくるので悩んでいます。つい先日も義母が数冊の絵本を持ってきて「今からお腹の赤ちゃんに読みきかせてあげて」と言ってきました。
夫はそれまでクラシックなど縁もゆかりもなかった人なのに、クラシックCDを何枚も買ってきました。まだ妊娠2ヶ月ですし、胎教なんて効果はなくて、迷信の一種だと思っているので、周りに付いていけないです。
胎教の効果に疑心暗鬼でも、胎教はしておいたほうがいいのでしょうか?家族に「おなかの赤ちゃんに無関心なの?」と思われるのも怖いし、かといって無理やり胎教をやっても意味はないでしょうし、どうすべきか悩んでいます。(妊娠2ヶ月目、31歳、よっちゃん)
回答1:私が胎教として取り組んだことは、この2つだけ
すずこママ(1980年生まれ/子供3人/元看護師&保健師)です。今はマタニティー雑誌やインターネット上で「胎教」という言葉が飛び交っていますよね。でも、効果や根拠がはっきりと証明されているものではないので、よっちゃんさんが悩まれるお気持ちもよくわかります。
私もはっきりした根拠のないものはあまり信用しないタイプなのですが、1人目の妊娠中に胎教に興味を持って、いろいろな本を読んで情報を集めたことがあります。
その結果、胎教としてしたほうが良いことはたくさんあって、すべてをこなすには相当な意識と努力が必要だと知りました。当時は仕事もしていたので、できることだけを胎教として取り組んでいました。次の2つです。
1.お腹に話しかけてあげること
夫にも時間があるときは、寝る前に声をかけてもらうなど協力してもらいました。
2.ストレスなく過ごす意識を持つこと
妊娠中は、いろいろな身体の負担や制限があるので、ストレスをゼロにするのは無理でしたが、できるだけストレスを感じないように意識して過ごしました。
よく、「胎教にはクラシックがいい」という話を耳にしますが、私が調べた情報では「ママが好きな音楽を聴くのが一番いい」とあったので、私は大好きなロックバンドの音楽ばかり聴いていました。
その影響なのかはわかりませんが、うちの3人の子どもたちは私が良く聴く音楽が大好きで、ロックが大音量でかかっていても子守唄のように眠ります(笑)
結局のところ、お腹の赤ちゃんにいいことは「ママがストレスなく過ごすこと」だと思いました。「枠にはまった胎教」にとらわれ過ぎると、どうしても義務感が生じてストレスになってしまいます。義母さんや旦那さんの気持ちはありがたく受け取るとして、ストレスを感じないようにお腹の赤ちゃんへ愛情を注いであげてみてください。
回答2:興味のないクラシックではなくて、ロックばかり聴いていた
カナミ(1984年生まれ/子供3人/図書館司書)です。私も胎教はあまり信じていません。特に、クラシックに関しては私も夫も興味がなくて、今まで聞いたこともない音楽なので、「今さら子供にだけ聞かせても意味はあるのか?」という気持ちがありました。
周りに勧められたからといって興味のない音楽を聴くことは、もはや苦痛ですよね。クラシックを聞くとかえって落ち着かない気分になってしまう私は、人に勧められても一切聞きませんでした。
私はロックが好きなので、一人目の妊娠中はよく激しい音楽を聞いていました。つわりが辛い時期には音楽プレーヤーでリピート再生して、激しい曲の勢いで気分をあげて乗りきっていました。もちろん音量は控えめで。
ロックが胎教代わりだった長女ですが、ロックな性格になっているわけではありません。どちらかと言えばおとなしくて、お花とディズニープリンセスが大好きな可愛らしい女の子に育っています。
続く二人目、三人目の妊娠のときもロックを聴くことが多かったのですが、産まれてきた子供たちを見ても、ロックを聴いていた悪い(?)影響はありません。聴かせた音楽の種類と、産まれてくる子供の性格は関係ないのだとわかりました。
とにかく、妊娠中は自分の体調と気持ちが安定していることが大事です。「赤ちゃんのため」と無理して興味のない音楽を聞くのではなくて、「自分のため」に好きな音楽を聴いて過ごしてみてください。結果として、それが一番の胎教になりますよ。
回答3:胎教用CDを買ったけど、自分の好きな音楽に戻した理由
もこママ(1984年生まれ/子供4人&双子出産)です。私が一人目を妊娠したときは、「妊娠したら次は胎教だ!」と思って、胎教用のCDを買ったり、インターネットで胎教の記事を読んだりしました。
でも、胎教用CDも自分の好みの音楽ではないし、絵本を読み聞かせたりするのも何かしっくり来なくて、「こんなのでいいの?」と疑問に感じるようになりました。
周りの先輩ママに「胎教した?」と相談したところ「そんな胎教!って堅く考えなくても、ママが好きな音楽を聴いて気分が良いほうが良いし、独り言を赤ちゃんに聞いてもらうくらいでいいよ」と言われました。
それからは、家でも車でも今まで通り自分の好きな音楽を聴いて歌うようにしました。独り言も「さあ、お風呂入ろうかな」とか、「天気が良いから洗濯物がよく乾くわ♪」とか「卵が無いから買い物に行こう」とか、多く言うようにしました。
また、おなかが出てきてからはたくさん撫でたり、胎動が感じられるようになったら赤ちゃんの胎動に対して指でトントンと返事をしたりしました。
正直、私が行なった胎教でそのあとの子育てで何か良い効果があったとは思いません。ですが、おなかの赤ちゃんと良いコミュニケーションが取れたと思っています。
結局、ママが疑心暗鬼になって気が進まなかったり、ストレスであるならそれは良い胎教ではないと思います。ママがリラックスできて、おなかの赤ちゃんと良い触れ合いができることをやるのが一番です。
回答4:おなかの赤ちゃんと向き合う時間は作っておくべき
こじかママ(1985年生まれ/子供3人/看護師)です。本を読み聞かせたり、音楽を聞かせるのを胎教と言うなら、私はしませんでした。
だからと言って、子供たちは読書が嫌いなわけでも、音楽が嫌いなわけでもないです。長男は勉強が好きで、クラスで一番計算が速いです。長女はピアノが大好きです。次女はいつでも歌を口ずさんだり、人形たちに本を読み聞かせたりしています。
でも最近、長男とこんなやり取りがありました。
長男「僕たちって、お腹の中で暴れてた?どうだった?」
主人「◯◯(長男)は、中から足をグーって押してきて、お腹の表面に足の形がはっきりわかるくらいだったよー。エイリアンみたいでびっくりした。パパが押し返すと、今度は違うとこで足をグーってしてたよ」
私「◯◯(長女)は小さかったし、パパはあんまり記憶ないみたい。でも、寝ているときに内側から肋骨のあたりを足か手でコリコリされたのは痛かったなぁ。◯◯(次女)は・・・パパもママも記憶がないね」
長男「どうして僕だけそんなに覚えているの?」
私「初めての子で、よくお腹に向かって話しかけができたからかな。◯◯(長女)の時は、◯◯(長男)に手がかかったし、◯◯(次女)の時は、手のかかるのが2人に増えて、余裕がなかったんです~(汗)」
こんなふうに、子どもがある程度大きくなると、お腹にいたときの話になると思います。長男は私たちの話を聞いて、とても嬉しそうでした。でも、次女のエピソードはほとんどなくて、なんだか寂しい気持ちになりました。
なので、わざわざ興味のない本や音楽を見聞きする必要はないので、ぜひ「お腹の赤ちゃんと向き合う時間」は作ってほしいです。おなかの赤ちゃんとのコミュニケーションは、大きくなった子供たちに胎児のときの様子を教えてあげる際に必要だと思いました。
回答5:胎教は、自分がリラックスしながらすることに意味がある
はらだひな(1988年生まれ/子供2人/身内に助産師)です。私は子供2人とも胎教をしていました。胎教のCDや森林浴、赤ちゃんへの声かけなどです。でも、胎教をして何か赤ちゃんに効果があったかと聞かれると、「特に無し」です(笑)
私は、胎教を「赤ちゃんとのコミュニケーション」と捉えていて、自分がリラックスしながら無理なくできる範囲ですることに意味があると思いました。たとえ胎教に医学的な根拠が無くても、胎教中は自分自身がリラックスできました。また、赤ちゃんを意識して何かを行うと、赤ちゃんへの愛着がグンと沸きました。
もちろん、無理に胎教をする必要は無いです。お義母さんや旦那さんの気持ちはわからなくも無いですが、無理して胎教を行うことはストレスに繋がるからです。お義母さんや旦那さんのことは適当に聞き入れておいて(笑)、自分がリラックスできる時に赤ちゃんのためにしたいことをしてください。それはもう立派な胎教です。
ちなみに、身内の助産師情報ですが、胎教の中でも「赤ちゃんへの声かけ」は非常に良いそうです。普段から声かけしておくと、生まれてから不安だらけの赤ちゃんは、母親の声かけで安心できるそうです。なので、赤ちゃんへの声かけだけでもしてみてください。
回答6:胎教がストレスに感じるならやめたほうがいい
ちゃみっこ(1976年生まれ/子供3人/調理師)です。胎教は「胎児の成長にすごく良い」と育児雑誌にもよく取り上げられていますよね。私も、リラックスできる音楽を聞いたり、たくさん話しかけたり、キックゲームをしたりと、胎教をしました。ただ、人から勧められたのではなく、自分からやりたくてやっていました。
なので、無理にやりたくない胎教をするのは、やめたほうが良いと思います。というのも、妊娠中のストレスは胎児へすごく影響を与えてしまうからです。
私は1人目の妊娠中、ずっとストレスを感じていました。産まれてみると、健康には害はなかったものの、性格がすごく神経質で、癇癪がひどくて、こだわりも強くて頑固な子でした。とにかく私から離れなくて、寝るときも私が添い寝でおっぱいをあげてないとすぐ起きてしまう子でした。
それはそれでいとおしいところでもありますが、「もしかして、この性格は妊娠中のストレスが影響してるのかな?」と思ってしまうときがあります。
小学校に入ってからは、頭痛がひどくて学校を休むこともしばしばありました。これも「妊娠中のストレスから神経系に負担がかかってしまったのかな」と申し訳ない気持ちになってしまいます。
妊娠2ヶ月というと、まだ胎児の器官もほとんどできていない時期です。その時期に無理に胎教をしてストレスになるなら、自分がリラックスできることをみつけて、いつも楽しい気持ちでいることのほうが大切だと思います。
回答7:胎動を感じるようになると、胎教への意識も自然と変わる
むつみ(1982年生まれ/子供1人/認定産後ドゥーラ)です。私も、産前から育児雑誌やテレビで「胎教」を見かけるたびに、疑心暗鬼でした。一番の理由は、「まだ胎動もなくて、赤ちゃんがお腹の中にいる実感も少ないし、こんな時期から胎教しても意味ないんじゃ?」と思ったからでした。
それに、童謡やクラシックを聴いたり、絵本を読んだりしても、私自身が楽しくなかったからです。結局、妊娠初期は「胎教」を意識しないで、普段通りJ-POPを聴いて、好きな雑誌を読んで過ごしました。
そんな考えだった私にも、徐々にお腹の中の赤ちゃんが大きくなって、胎動を感じるようになってから変化が出てきました。仕事で嫌なことがあって悲しくなったり、怒ってイライラしている時にお腹がキュッと縮むような痛みを感じたのです。
逆に、嬉しかったり、好きなものを眺めてゆったり過ごしているときは、赤ちゃんがポコポコとお腹を蹴ってくれるのです。それで、「私は赤ちゃんと一緒に過ごしているんだ」とやっと実感できるようになったんです。
それからは、お腹の中の赤ちゃんに話しかけたり、絵本を読んだりすることが、違和感なくできるようになりました。
なので、私自身は「今から胎教するぞ」と意識をしてやったことはありません。無理にやる必要はなくて、自分が「赤ちゃんと一緒に時間を過ごしたいな」と思ったときに、自然な気持ちで始めるものだと思います。
回答8:胎教は妊婦の気持ちを落ち着かせる効果があると思う
まこ(1984年生まれ/子供2人&元看護師)です。胎教は、「赤ちゃんのために」というより、「妊婦さんが自分自身をリラックスさせるためにやるものだ」と思っています。なので、無理にやるべきものではないです。
私は妊娠がわかったとき、赤ちゃんにとって少しでもいいと言われているものは積極的にやってみたくて、胎教用の音楽も気軽に聞ける「SMART USEN」という音楽配信アプリをダウンロードしました。でも、仕事に家事にと忙しくて、「いつか時間があるときにやろう」と思いながらも、アプリを使うことはないまま過ごしていました。
妊娠三か月に入るとつわりが本格化して、毎日ほぼベッド上で寝たきり状態になりました。つわりそのものも、もちろんつらかったのですが、それ以上につわりによって「何もできない」ことに対して、大きなストレスを感じていました。
そんな中、「少しでも赤ちゃんのために何かできないか」と思って、ダウンロードしたアプリで初めて胎教用の音楽を聞いてみました。それまでクラシックは聞いてもつまらないイメージが強くて、「胎教なんて効果あるの?」と半信半疑でした。でも、音楽を聞いたことでとてもリラックスすることができて、久々にぐっすり眠ることができました。
きっと、「寝ているだけで何もできていない……」とストレスを感じていた中で、「赤ちゃんのために音楽を聞いている!」と思えたことで、リラックスできてぐっすり眠れたのだと思います。
この経験以降、体調が悪い時は必ずSMART USENで音楽を聞いて、体調の良い時は赤ちゃん用の絵本を読み聞かせました。そうすることで、「私は何もしていないわけじゃない。赤ちゃんのために胎教ができているじゃないか」と実感できて、精神的にも落ち着くことができました。
妊娠中はホルモンバランスの乱れから、何かと気分が上下しやすくなります。胎教を行うことで、妊婦さんがリラックスできたり、落ち着くことができるのならば、たとえ赤ちゃんへの効果はわからなかったとしても、十分やる価値はあると思います。
回答9:まだ妊娠2ヶ月なら胎教に興味を持てなくて当たり前
ヨカっち(1976年生まれ/子供4人/自宅出産)です。私も、クラシック音楽に代表されるような「いわゆる胎教」については、懐疑的です。個人的には、全然やらなくていいと思います。
私は「ママの気分が良くなる」→「お腹の赤ちゃんも幸せ」→「いい胎教」と考えて、自分の好きなロックミュージックばかり聞いていました。幸い私の周りでは、それを非難する人もクラシックを押し付ける人もいなかったのですが、もしいたら苦痛だったと思います。
周囲の人たちが盛り上がる気持ちもわかりますが、ママが胎教を嫌々やったら、赤ちゃんにだってストレスなはず。そもそも、妊娠2ヶ月ではママは赤ちゃんへの愛しさよりも、つわりや身体の変化への対応のほうが大変ですよね。私はつわりが収まるまでは、自分の体調のことしか考えられませんでした。
周りの人たちは舞い上がっていて、妊婦さんの気持ちや身体の大切さを忘れているのかもしれません。「つわりで体調がすぐれなくて……」とか、今はそれどころじゃないことを伝えてみてください。それなら「赤ちゃんに無関心」とは思われないと思います。もらった胎教グッズは、しばらく部屋の隅に追いやってしまいましょう(笑)
その後、ママに余裕が出てきたら、また話をしてみるといいと思います。私も、妊娠中にライブに行くときには「さすがに周囲の理解が必要かな」とダンナに相談しました。
赤ちゃんはお腹にいても、生まれてきても、家族みんなと関わって育っていきますが、赤ちゃんにとってはママが第一の存在です。なので、自分の意見が最重要ですが、周りの人と認識を共有させておくと今後がラクですよ。
回答10:好きなことを好きなだけやってみたら効果があった
カッチ(1983年生まれ/子供1人/元看護師&韓国在住)です。私は、胎教は必ずしも絵本を読んだり、クラシックを聴かせることではないと思っています。
赤ちゃんにとって最も良い環境は、「お母さんがリラックスしていること」だと思います。普段聞かない音楽を聴くなどして、お母さんがストレスを感じるなら、それは赤ちゃんにとっても悪影響です。ストレスが妊娠中の一番の大敵ですから。
私も妊娠中、義父から「音楽を聴かないのか?」と言われたり、「妊娠中は明るい映画やドラマしか見てはいけない」と言われました。でも、妊娠中に怖い映画を見たとしても、それがお母さんのストレスになっていなければ大丈夫なはずです。なので、妊娠中はお母さんが好きなことを好きなだけやれば良いと思っています。
私の場合は、胎教というよりは「赤ちゃんとのコミュニケーション」を大切にして、自分のやりたいことをやりました。何かあるたびに話しかけたり、お腹をさすったり、寝る前には旦那が毎日歌を歌って聞かせました。
実際、これは効果があったように思います。産後、泣き止まないときに歌を聞かせると、泣き止んだことがあります。2歳をすぎた今でも、不思議なことにその歌を歌うと少し落ち着くようです。
また、韓国では「妊娠中にお母さんが本を読んだり勉強をすると、赤ちゃんが賢くなる」という迷信があります。妊娠中にひたすら論文を書いていたせいか、娘は細かい字が書いてあるメモや本がすごく好きみたいです。
これからどう成長するかはわかりませんが、読めもしない細かい文章に集中している娘を見ると、「これは妊娠中の論文執筆のおかげかな?」と思ったりします。
結局のところ、胎教は「赤ちゃんに何かしてあげる」というよりは、「お母さんが自分のために何をするか」が大切です。それが間接的に赤ちゃんにも良い影響を与えると思いました。なので、好きな音楽を聴いて、好きなものを見て、好きなことをして過ごすことが、一番良い胎教だと思いますよ。
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