今回は、出産祝いのお返し(出産内祝い)をどうするか?相談に実体験ベースでお答えします。
相談:出産祝いのお返しは何を贈るべきなの?
●今回の相談
初めて子どもが生まれたので、色々な人が「おめでたい」と言って出産祝いをくれました。息子のことがひと段落して、旦那と「出産祝いを返さなければならない」という話になりました。
でも、初めての出産、初めての出産祝いのお返しということで何を返していいのか全くわかりません。
出産祝いをくれた年齢層としても、私の友人で20代の人もいれば、80代のかたもいらっしゃいます。一緒の無難なものでいいのか、年配の人には高価な品のあるものにするべきかもわかりません。
出産祝いのお返しはどんなものを返すのが良いのでしょうか?(産後1ヶ月目、25歳、わたさん)
回答1:友人にはハンドクリーム、夫の上司には菓子折り
カナミ(1984年生まれ/子供3人/図書館司書)です。出産祝いのお返し、とても悩みますよね。私も出産を重ねてお祝いを頂くたびに「ありがたい」とは思いつつも、お返しは毎回頭を悩ませています。
一般的に、出産祝いは「頂いた品物の2分の1の金額でお返しをする」そうです。ですので、私は頂いたお品物の推定金額の半額、もしくは3分の1程度を予算にお返しを決めました。
「全員一律に」…とも考えられたようですが、私の場合は頂いたお品物は1,000円程度のプチギフトから高価なものまであって、金額もさまざまでした。おそらく質問者様もそうですよね?となると、全て同じものでお返し……というのは難しいですよね。
私の場合、息子の誕生に際に友人からは3,000円くらいのプチギフト、夫の会社の上司から1万円の金券を頂きました。友人には事前に「お返しは不要だよ」との言葉をもらっていたのですが、息子の誕生を祝ってくれた気持ちが嬉しかったので、後日ハンドクリームと家族写真入りのメッセージカードを贈りました。
友人は「わざわざお返ししなくていいのに~!でも、家族の幸せそうな顔が見れて嬉しかったよ!」と言ってくれました。
夫の会社の上司には何をお返ししたらよいか本当に悩みました。考えた末に3,000円くらいの菓子折りにお手紙を添えて送りました。相手もお返しに期待をしていないだろうし、あまり高価なお返しを贈るのもかえって失礼だろうと考えたためです。
お手紙には「この度は息子の誕生に際にお心遣いを頂きまして、誠にありがとうございます」というような、感謝の気持ちと日頃お世話になっていることへのお礼を丁寧にしたためました。
上司の方には喜んで頂けたかわかりませんが、普段の感謝をお伝えできたので私としては満足です。
結局、出産祝いはお返しするのがルールですが、送ってくださる人はお返し自体にはあまり興味がないような気がしました。私も出産祝いのお返しには期待していません。要は、「誕生を祝ってくれてありがとう」という気持ちをお伝えできれば良いと思うので、予算内での菓子折りやプチギフトで十分だと思いますよ。
回答2:「ゴディバのクッキー」や「虎屋のようかん」など食べ物
まこ(1984年生まれ/子供2人&元看護師)です。我が家の場合は、基本的に返礼品は食べて消費できるものを選びました。コップやタオルなど手元に残るものは好みが分かれてしまうため、その人のセンスなどを十分把握していないと、不要なものを送ってしまう可能性があると思ったからです。
そのため、「ゴディバのクッキー」や「虎屋のようかん」など、老若男女問わずに消費できるものにして、みなさんで召し上がっていただけるようにしました。そこに、挨拶カードへ子どもの写真を付けて、返礼品としました。
また、甘い物が苦手な人に対しては、「ホテルのスープ」など、自分では買わないけれど、あると嬉しい食品を選びました。喜んでいただけるか不安でしたが、到着のご連絡を聞く限り、みなさんに喜んでいただけたことがわかって、安心しました。
あと、挨拶カードに子どもの写真を付けたことで、「目がお父さんにそっくりだね」「お姉ちゃんと似てるかな?」など、生まれた子どもの紹介も兼ねることができたので、送る側としても満足できる返礼品となりました。
なお、我が家が使った挨拶カード付きの返礼品は「たまひよSHOP」にて選びましたが、みなさんへお届けできるまで2~3週間かかりました。
物によってはこれよりもさらにお届けするまでに数週間ほどかかってしまうかもしれません。なので、我が家のようにネット通販サイトから返礼品を選ぶ場合には、生まれる前に返礼品の種類だけでも絞っておくとよいと思いました。
回答3:1,500円の「名入りルシピアの紅茶」が好評だった
ヨカっち(1976年生まれ/子供4人/自宅出産)です。私は送り分けをしました。お祝いをいただいた年代もそうですが、金額もバラバラだったので、同じものにするという選択は考えませんでした。
お返しする常識的な目安は、「いただいた金額の半額から3分の1くらい」と、たまひよshopや当時百貨店のカスタマーセンター勤務だった義母からの情報で知りました。
とは言え、あまりにもたくさんのお祝いに1人ひとりに合ったものを送るのは大変ですよね。私は、だいたいのグループと価格帯に分けて送り分けの品を選びました。会ってお渡しできる人も限られているので、宅急便配送が可能な業者を使いました。
1人目のときは、義母の勤めていた百貨店をメインで使いましたが、住所の連絡とかがアナログで何かと手間がかかったので、2人目以降はネットで発注できるサービス(たまひよ、ベルメゾン、エンジェリーベ)を利用しました。
でも、「全部済んだ~!」と思ったらまた遅れていただいたりして、一度では済まなかったです。そのときの気分であちこちのサイトを使いました。ちゃんと「のし」も付けてくれますし、どの配送先に、何を、いくつ送るか、などの細かい設定も可能でした。
特に、名入れのオリジナル商品が魅力的でした。3人目のときは名前に難しい漢字を使ったので、5千~3千円相当のお祝いをくださったかた宛に、たまひよshopで「名入れのルピシアの紅茶」を送りました。1,500円ちょっとでお手頃価格でしたが、価格以上に好評でした!
お返し金額の「半額から3分の1」というのも、全部をそうしたわけでもないです。さすがに、数万円など親や親戚からの高額なお祝いは、好意に甘えて3分の1より全然少ない額でお返ししました。
逆に、連名で3千円など少額をいただくこともあって、それは500円くらいのプチギフトをお名前の数ぶん用意したりしました。「お返しいらないよ」と言われるのですが、やはり気持ちはお返ししたいので、プチギフトは良かったですよ。
品物としては、「タオル」や「食品」が間違いなかったです。他の品物は、相手の状況をよく知ってないと選ぶのが難しいです。もう今となっては、内祝いをもらう側になってしまったのでよくわかるのですが、食品やタオルはもらって困ることはまずありません。
でも、前に内祝いでいただいた「写真立て」は、いまいち趣味が合わず使えずにしまいこんでいます・・・。
あと、「カタログギフト」も悪くはないのですが、個人的には開けたときに「ああ、カタログか」とちょっとテンション下がってしまいます。終わったらアルバムとして使用できるタイプもあるのですが、いざアルバムに使おうというときにカタログの写真を抜くのがメチャクチャ面倒でした(汗)
こんな風に、内祝いの手配はなかなか大変です。でも、祝ってくださる気持ちにきちんとお返事するのは、これからのお付き合いにも大切ですよね。受け取るほうは、「お祝いの気持ちが届いたんだな」ということわ分かって一安心できると思います。ぜひ皆さんにお返しできるよう頑張ってください!
回答4:若い人にはクッキー、年配の人にはおかきorようかん
ぴよママ(1987年生まれ/子供2人/保育教諭)です。出産祝いのお返しは、店舗やカタログなどを見てもたくさんありすぎて悩みますよね。
1人目を出産した時は、義母が陶器やタオルが好きな人だったので、陶器やタオルの載った自分の好きそうなカタログばかり集めて持って帰ってきて、正直ため息が出ました。出産祝いは夫婦が感謝の気持ちを込めて、「自分たちだけで選びたい」と思っていたので、即却下(笑)
入院中に産院でもらったカタログの中から探して、かわいい「おかき」を選びました。メッセージカードに写真を載せてもらって命名のノシもつけてもらいました。
ただ、カタログで頼むと、注文から届くまでに1ヶ月近くかかってしまって、予定していたお返しの期間に間に合わず・・・。ですので、カタログでたのむ際には、早めに決めて手続きをする必要があります。
この反省を活かして、2人目の時は家の近くにある「シャディ」というお店で頼むことにしました。実際に店舗に足を運ぶのは面倒ですが、お店の人に相談したり、オススメを聞いたり、打ち合わせもしっかりできたので、最初から最後まで安心感がありました。
お店の人に聞くと、「年齢や金額がバラバラなので、違う物を送ることが多いですよ。いただいた金額の3分の1ぐらいで」と、アドバイスをもらえたので、若い人には「クッキー」、年配の人には「おかき」と分けました。
ただ、固いものが噛めない人もいるので、その人には「ようかん」などを送りました。写真や命名のノシも、カタログで頼んだものより立派で、仕上がりも早くて、満足いくお返しができました。
両親(両家)には、高額いただいたのと、普段からの感謝の気持ちをこめて、食べ物と一緒に赤ちゃんの写真と名前の由来、手形などが押してあるミニアルバムも一緒に送りました。「一番嬉しい」と喜んでくれて、今でも大切に家に飾ってくれています。
結局、店舗に行って実際に目で見て、話を聞いて選んだり、金額に応じて別々の物を用意するのは時間もかかって大変です。ですが、その分、納得のいく素敵なお返しができますよ。
回答5:お米の詰め合わせ、タオル、お菓子の詰め合わせ
なな(1989年生まれ/子供2人/元婦人科看護師)です。私は、たまひよの内祝いの雑誌が家に届いたので、それを使って選びました。お祝いは、だいたい出産して1カ月くらいまでにほとんどいただきました。外出がなかなかできない時期だったので、家で選べて楽でした。
たまひよの雑誌は、ある程度の金額(税込2,700円くらい)を頼むと送料無料だったので、直接渡しに行けない人に送っていました。親族、友人、会社などの分類で、ランキングで人気の商品が載っていたので、とても参考になりました。
私は年齢層よりも、いただいた金額でお返し内容を決めていました。基本的には、「誰がもらっても困らない物」を送りました。例えば、「各地のお米の詰め合わせ」「タオル」「お菓子の詰め合わせ」などです。
産後1カ月以上経っている場合はお店へ行って「洗濯用洗剤」を、子供がいる家には「絵本」や「おもちゃ」を買ってお返しにしました。
高額な金額のお祝いもらった場合は、半額返しが基本だと思いますが、私は3割くらいで返しました。高額なお祝いをくれる人はだいたい親族(しかも結構近い親族)ですよね。
なので、あまり高価な物で返すと困ってしまう、むしろ「お返しなんていらない」という感じでした。「お返しなんかより、子供の物を買ってやって」と言われたりしました。結局、出産祝いのお返しは、「もらっても困らない、誰でも使うような物」がいいと思いました。
回答6:カタログギフトは贈ってはいけない。その理由とは?
あきママ(1983年生まれ/子供5人/双子出産)です。お返しの基本は「お祝いしていただいた半分から3分の1の金額の物を返す」と何かの雑誌で読んだので、それを頭においてお返しの品を選んでいました。
だいたい5,000円~1万円の物やお金をいただくことが多かったので、お返しも2,000円から5,000円以内で買えるものを選びました。私がその人が好みそうなものを選んでいましたが、主人の職場関係の人は知らない人が多かったです。
なので、「これは必ず使うもの」と思われるものを選びました。たとえば、結婚している人にはコーヒーなど「飲み物の詰め合わせ」を、独身の人は「タオルセット」をお返ししました。あとは、お店で「赤ちゃんの命名の札」と、「写真入りのメッセージカード」を買って一緒に渡しました。
ちなみに最近、周りで出産が続いてお祝いしたのですが、お返しとしてもらっても「あまりうれしくないな」と感じたのが、カタログギフトです。
私は相手のことを考えてお返しも選んでいたので、カタログギフトをもらったら「お返し選ぶの面倒になったのかな?」と思って、あまりいい気がしませんでした。
それに、カタログから商品を選んだり、はがきで商品を頼むことも面倒でした。しばらく放っておいて、申し込み期限が切れてしまったこともありました。せっかくお渡しするお返しなのに、申し込みもしてもらえなくて、カタログもゴミになってしまったら、もったいないですよね。
相手が好みそうなもの、喜ばれそうなものを考えながらお返しを選ぶのはとても大変です。ですが、お祝いをしていただいた人への感謝の気持ちを持ちながら、時間をかけてお返しを選ぶのは、相手に対する礼儀だと思いました。
回答8:親戚のお返しは親に選んでもらい、友達へは自分で選ぶ
ちゃみっこ(1976年生まれ/子供3人/調理師)です。出産のお返しは初めてだと何を返していいかわからないですよね。せっかく赤ちゃんの誕生をお祝いしてくれたのですから、失礼なことはできません。私もどうして良いか全くわからなくて、正直ほとんど親にまかせてしまいました。
旦那の親戚関係は旦那の親に、私の親戚関係は私の親に内祝いを選んでもらって、お金だけ渡しました。金額はいただいた額の半返しで揃えた感じです。
昔は食器など高価なものが主流でした。今は「日常で使う消耗品や、あまりかさばらないものがいいのでは?」と思ったのですが、旦那の親は「県民共済は安くてモノが良い」という考えでした。そこで、県民共済で探したところ、「やっぱり食器類が無難だ」ということになって、「陶器製のタッパー」に決まりました。
一方、私の実家のほうは、もらったら必ず使えるであろう「洗剤の詰め合わせ」にしました。食器はありすぎるとしまう場所に困りますが、消耗品なら、「使ってしまえば置く場所にも困らない」という理由からです。
また、友人からもお祝いを頂いたので、そのお返しは私が選びました。友人からはお金じゃなくてベビー用品など物でいただくことがほとんどだったので、その半分くらいの値段の「かわいい雑貨」をお返ししました。
不思議の国のアリスのアルバムが可愛かったので、それをお返ししたら、「これはあなたのほうが使うんじゃないの?」と笑われてしまいました(笑)
以上のように、親戚など親と深く関わる人へのお返しは親と相談して選んで、自分の友達・知人には自分で心のこもったものを送るのが、一番角が立たなくて良いのかなと思いました。みんな同じものにしないで、その人その人に合ったものを選ぶのがおすすめです。
回答9:もらってうれしかったのは、スターバックスコーヒーのギフトセット
むつみ(1982年生まれ/子供1人/認定産後ドゥーラ)です。私は「たまひよの内祝」というWebサイトを使いました。商品を見るのは楽しかったのですが、種類が多すぎて選ぶのが大変でした。
そこで夫と相談して、「頂いた金額の3分の1」を金額の目安に設定しました。「名前入り商品はもらった側が使いにくそう」という理由で対象外にしました。最終的には、日常生活に使いやすくて、でもちょっと自分では買うには高い「今治タオル」を選びました。
ただ、直接赤ちゃんの顔を見に来てくださった人には、特別にその人のために選んだものをお送りしました。私が内祝いを頂いた経験もあって、その時は「スターバックスコーヒーのギフトセット」を頂きました。
↑スターバックスコーヒーのギフトセット
コーヒーを飲まない人には選ばない商品だと思うので、「コーヒー好きの私のために選んでくれた!」という特別感が嬉しかったです。
結局のところ、産後は赤ちゃんのお世話だけでも大変なので、あまり気を使いすぎて疲れてしまっては、お祝いをくださった人も本望ではないです。なので、お祝いを分けるのもほどほどで良いと思います。
回答10:食べ物(菓子折り)が無難。年配の人には和菓子
はらだひな(1988年生まれ/子供2人/身内に助産師)です。私は出産祝いがお金だったら、もらった金額の半分くらいのモノをお返ししていました。
たとえば、1万円なら5,000円の「菓子折り」など。3万円だとその人の嗜好品も一緒に渡しました。年配の人へのお返しは「和菓子」にして、小さな子供がいる人にはお子様が喜びそうな菓子折りを選びました。
物でもらった場合も、ちょっとした「菓子折り」をお返ししました。金額で言うと600円くらいです。物の場合、お返しする基準がわからなかったので、「ちょっとした物」でお返しするようにしました。ブランド物でいかにも高そうなものをもらったら、もうちょっと高いお菓子にしていました。
よく、出産祝いのお返しで自分の子供の名前が入ったもの(タオルやカステラとか)をお返しする人がいますが、私は「感謝の気持ちが伝わればいい」と思っていたので、名前は入れたりはしませんでした。
そもそも、自分の子供の名前が入った物をお返しするのは、ただの自己満足だと思いますし、もらった相手も別に喜ばないと思います。その代わりに、誰のお返しかわかるように、のしには子供の名前を入れました。
ということで、出産祝いのお返しは「食べ物」が無難だと思います。以前、お返しにキャラクターもののデザインタオルをもらいましたが、そのキャラクターはあまり好きでなくて正直使えません(笑)
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