妊娠初期のつわり対策~症状を軽減するテクニック

妊娠初期は「つわり(悪阻)」に苦しむ妊婦さんは多いです。どんな症状を経験して、どんな対策をして症状を軽減したのか、先輩ママの知恵を公開します。逆に、つわりがなくて不安な人向けの過ごし方もご紹介しています。

症状1:吐きつわり・食べつわり・寝つわりのトリプルアタック


マヤ(1979年生まれ/子供3人/看護師)です。私は第一子の時に妊娠初期から、吐きつわり・食べつわり・寝つわりを一度に経験しました。

とにかく24時間気持ちが悪い。朝起き上がる前からすでに吐きそうな状態で1日がスタートします。吐きそうになり起き上がれず、何か食べようとするにも食べたいものがなく、空腹でさらに気持ち悪くなるという毎日でした。

何とか食べられたのは、ポテトチップスとオレンジジュース。午前中は起き上がることが出来ないので、お昼にようやくリビングへ行きます。食べていないと気持ちが悪くなるので、ちょこちょこ冷蔵庫にあるものを探し、食欲はありませんが仕事と思って食べていました。

私の行動できる時間帯は、お昼から夕方16時までが限界です。16時までの間にスーパーへ買い物へ行き、洗濯を終わらせる。そのあとは夫が帰宅するまで寝る、という生活でした。

妊娠初期は特につわりがひどかったので、病院に1週間、毎日点滴に通いました。病院へ行くにも自分の運転で車酔いをするという有りさまで、診察室の長椅子で横になって休ませてもらったこともあります。

対策:体の思うままに行動する

私のつわりを乗り切るための対策は、体の思うままに行動することです。時間帯や栄養も考えずに食べたいものを食べ、寝たいときには寝ればいいのです。無理して栄養のあるものを食べて吐いても意味がなく、つらいだけです。

「つわりにはすっぱい物や、冷たいさっぱりした食べ物が食べやすい」と妊婦向けの本では紹介されていますが、私には全く効果のないことでした。

さつま芋やフライドポテトがとにかく食べやすく、いも類の欲求はすさまじかったです。夜寝るときは頭を冷やすのが気持ちよく、毎晩アイスノンを愛用していました。

パートナーに理解してもらうこと

私はつわりが妊娠8カ月頃まで続きました。24時間車に酔っているような症状で、初めての妊娠は辛いつわりで終わったような期間でした。

いつまで続くのか、終わりのない辛さに気分も落ち込み夫にあたることもありました。つわりは妊娠している自分自身でしかわからない症状ですが、わからないなりにパートナーに理解してもらうことは必要です。

つわりはずっと続きません。胎動を感じ後期に入るころにはつわりもおさまり、赤ちゃんを迎える準備で幸せいっぱいになっているはずです。かわいい赤ちゃんを自分の腕で抱く日は近づいています。

ストレスをなるべく抱え込まず好きなことをして、つらい時期を乗り越えてください。

症状2:とにかく気持ち悪く、常にのどの奥がつっかえている感じ


こじかママ(1985年生まれ/子供3人/看護師)です。私はとにかく気持ち悪く、常にのどの奥がつっかえている感じの症状です。吐いてもいました。

1人目の時は、朝起きた時に気持ち悪かったです。朝ごはんを食べることができず、吐いてから仕事へ出勤しました。仕事中はつわりを考える暇もなく、あっという間にお昼になっていました。お昼ごはんを食べるといくらか吐き気が収まりました。

でも、妊娠後半になると胃が上がってきていたせいか、食べても気持ち悪くもなりました。結局、出産前までずっと気持ち悪かったです。

2人目と3人目の時は、朝はわりとスッキリ起きられました。でも、夕方にかけてどんどん気持ち悪くなっていって、仕事を終えて家に着くと吐いていました。1人目より明らかに吐き気が重くて、夜ご飯は食べられませんでした。

吐くものもなくて、食道を傷つけたのか、血も吐くようになっていきました。その血を吐いた、鉄くさいにおいで気持ち悪くなって、また吐くというのを繰り返しました。

そして、必ず共通してつわりが起こったのは、ニンニク料理を食べたあとでした。吐き気がなかなかおさまらない時は、必ずと言っていいほどニンニクが入っている料理を食べたあとでした。大好きなニンニク料理を食べられなくて、本当にしんどかったです。

対策:とにかく忙しくして、つわりを忘れる

とにかく忙しくしていました。妊娠中は看護師として、病棟や外来で仕事をしていました。つわりがあることを忘れるくらい集中しました。一日の仕事のことを考えていたり、動いていたりすると、つわりのことを忘れている時間が多くなりました。

2人目、3人目のときは仕事に集中してたら、いつの間にかつわりが終わっていました。「あ、そういえばつわりがない!」とびっくりしたほどです。

それに、頑張っていると、「つわりがあるのに、がんばってるなぁ。」と主人が家事をこなしてくれて、優しくしてくれました。これがとても助かりました。なので、いきなり主人に家事を押し付けるのではなくて、頑張っている姿を先に見せるのもポイントです!

仕事か趣味に没頭してみて

何もしていなくても気持ち悪いのに、私のように好きなものを食べると、つわりが起こってしまうこともあります。でも、今だけです!つわりがあっても、お腹の赤ちゃんにもママのカラダにも特にトラブルがなければ、仕事をしてみてください。

仕事ができなければ、趣味に没頭してみてください。何かに集中してみてください。気持ち悪さを考える時間が減って、いつの間にか終わっていることもあります。

そして、産まれてきたばかりのわが子を見たときは、つらい妊娠生活だったからこそ、「なんてかわいいの!なんて愛おしいの!」と思えます。その瞬間のために頑張ってください!

症状3:二日酔いのような頭痛と吐き気がずっと続く


はらだひな(1988年生まれ/子供2人/身内に助産師)です。私は1人目のときは無かったのですが、2人目のときにつわりを経験しました。主に頭痛と吐き気の症状で、簡単にいうと二日酔いがずっと続く感じでした。

妊娠12週くらいのとき、朝起きたら突然、頭痛と吐き気に襲われました。ただの風邪かなんかだと思って様子を見てましたが、治まる気配がなくて、つわりだと確信しました。

1日中続くジーンとした頭痛と、食欲はあっても食後のたびに吐き気。仕事も集中できず、何度か休んだり早退する日もありました。

対策:強めの炭酸ジュースを飲む

このつわり軽減させた方法ですが、頭痛は痛み止めを飲むことができなかったので、正直我慢するしかなかったです。でも、自宅にいる間はおでこに冷えピタを貼ったり、氷枕をタオルでくるんで後頭部に当てたりしていたら頭痛がちょっと和らぎました。

食後の吐き気は、食べるものを冷たいうどんや冷やし中華などサッパリとした麺類にしたら、少しは良くなりました。

食欲も出ないくらいの吐き気があるときは、強めの炭酸ジュースだけ飲んでいました(身内の助産師からはNGが出ましたが・・・)。でも、意外とこれが一番つわりが落ち着いたかも・・・?

このように食欲がないときは、「今なら食べれそう」なものをちょっとずつ食べたり、とにかく水分補給だけマメにしておきました。つわり中は脱水になりやすいので・・・。

それと、つわり中は周りのサポートも必要だと思いました。家事や仕事は無理せずに、パートナーや職場に協力してもらって体を休めたら、つわりが軽減しました。

あと、たまにはリフレッシュとして普段行かないところへ行くのもオススメです。特に良かったのは森林浴です。気分爽快になりましたし、胎教にも良かったのではと思います。

「いつかつわりは絶対に終わる」と毎日思う

つわりは本当につらいですよね。私なんて毎日「生き地獄」と言っていました(笑)でも、身内の助産師に「一生つづくわけじゃないんだから」と言われ、私は「いつかつわりは絶対に終わる」と毎日思うようにしました。

そうすると気が楽になりましたし、つわりがストレスにならなかった気がします。たしかにずっと続くわけじゃないですもんね。自分に言い聞かせるのもひとつの手です(笑)

つわり中は確かにつらいときですが、安心してください!いつか絶対終わります!なので、つわりとうまく付き合いながら、マタニティライフを過ごしてみてください。

症状4:胃の奥のほうで軽い吐き気を感じている状態


ひろちゃんママ(42歳初産/子供1人/管理栄養士)です。私は胃の奥のほうで軽い吐き気を感じている状態のつわりを経験しました。軽い船酔いが1日中続いている感じです。

私より1年早く出産したいとこが「つわりはなかったわ」と言っていましたので、「私もきっと、つわりはないかもしれない」と勝手に思っていました。けれど11週目に入った12月の寒い時期に、突然つわりが現れました。

白菜や春菊、葱などの野菜を使った鍋を食べたときでした。作るまではまったく平気でしたが、煮込まれて柔らかくなった白菜を食べたら、「ううっ」と吐き気がこみ上げてきて、なんだか「食べたくない、見たくもない」と感じたのです。

トロッとした白菜が口の中でグニャっとするのです。臭いがイヤではなく、食感がダメでした。「うわっ、なにこれ、気持ち悪い!」それまでは、鍋の白菜がとても大好きだったので、すごくショックでした。

それ以降、常に軽い吐き気を感じるような状態が続き、白菜を中心とした煮た野菜が食べられなくなりました。

対策:吐き気がする料理は作らない

私のつわりを解消するコツは、ズバリ「鍋を中心とした煮た野菜を食べないこと!」でした。吐き気がする料理はあえて見ず、作らず、食べずで、乗り切りました。

また、身体が疲れない程度に主人とあちこち遊びに行きました。自宅にこもらず気分転換に外に出かけたことが良かったです。

ただひたすらつわりが終わるのを待つ

私は何かを食べたり飲んだりすることで、つわりが軽くなることはありませんでした。ただひたすらに、つわりの時期が終わるのを待ちました。

つわりの苦しさは、なった妊婦でないとわかりません。でも、必ずこのつらい時期は終わります!旦那さんを少しでも巻き込んで、乗り切ってくださいね。

症状5:洗濯洗剤のにおいがダメ&食べないと気持ち悪い


ちゃみっこ(1976年生まれ/子供3人/調理師)です。私は妊娠初期は洗濯洗剤のにおいがダメになりました。食べづわりもあり、食欲はないのに食べていないと気持ちが悪いという状態でした。妊娠後期は動悸や息切れが起きました。

妊娠初期は洗濯物を干したり、畳んだりするのがつらかったです。合間に、トイレに吐きに行ったり、横になって休んだりしていたので、作業にすごく時間がかかりました。

食べづわりのほうは、マックのナゲットが無性に食べたくてしょうがなく、しょっちゅう食べていたのですが、ある時期から急に見るのも嫌なくらい嫌いになってしまいました。

基本的に食欲はないのですが、空腹になると気持ち悪くなるので、とにかく食べ物をのどに押し込んでいました。

妊娠後期の動悸と息切れは、家事をするのに少し動いたり、階段の上り下りをしたりするだけでも起こりました。上の子の幼稚園の送り迎えでバス停に向かうのもすごくつらかったです。

対策:氷やアイスキャンディーをかじる

洗濯洗剤のにおいに対しては、柔軟剤を使わないことで多少症状を抑えることができました。また、好きな香りのアロマオイル(私はオレンジの香りが好きでした)を焚いて、においをごまかすのも良かったです。

食べづわりは、氷やアイスキャンディーをかじって、喉のあたりをすっきりさせると少し楽になるようでした。妊娠中期に入れば食欲も戻ってくるので、つらいときは無理して食べなくても大丈夫です。

動悸、息切れはなるべく起こらないように、ちょくちょく休憩をとるよう心がけました。キッチンでは高めの椅子を置いて、なるべく座って作業をしました。

休むときはしっかり休むことも大切

つわりがひどいと仕事や家事が思うようにできなくなり、「あー、私ってダメな人間!」と、落ち込んでしまう人も多いと思います。私もそうでした。

また、周りの人から、「○○さんはもっと上手くできていたのに。」と心ない言葉をあびせられたりすることもあるかもしれません。

でも、妊娠中一番大切なことは、お腹の赤ちゃんにとって良いことをすることです。家事も大事ですが、無理して赤ちゃんに負担がかかってしまっては本末転倒。

丈夫な赤ちゃんを産むため、休むときは休むことも、妊婦さんのお仕事だと思います。

症状6:一日中ムカムカしていて、においに敏感になる


ヨカっち(1976年生まれ/子供4人/自宅出産)です。私は一日中ムカムカしていて、においに敏感になりました。特にたばこや甘い物がダメでした。口の中の強い刺激で吐くこともあったので、歯みがきも気をつけてしていました。

妊娠がわかると同時に、胃と胸が気持ち悪い感じが始まりました。日ごとにそれが強くなって、空腹のときは特にひどく、座りこむこともありました。「食べづわり」タイプだと思います。何かを食べると、少し動けるようになります。

一人目のときは、通勤に電車で1時間半かかっていて、車中での吐き気がつらかったです。まさに「病気なのに無理して会社に行く」感覚です。唾液が多く、飲み込むと不快感が増すので、空のペットボトルを携帯してこっそりそこに出していました。

でも、日中も吐き気を抱えての勤務には無理があり、結局仕事は辞めてしまいました。

二人目以降は、専業主婦だったので他人へのプレッシャーがないぶん気はラクでした。私は赤ちゃんの性別に関係なく、毎回食べづわりでした。お腹が目立ってくる5か月ごろには、だいたい収まりました。

対策:試食販売の多い時間帯とお総菜コーナーは避ける

食べづわりは、空腹に気をつければ何とか乗り切れました。簡単に食べられるものを、いつも切らさないようにしていました。私の場合はチーズと納豆です。普段はそれほど好まないのですが、つわりの間は生命線のごとく重要になるから不思議です。

夜中でも気持ち悪くなると食べました。体重増加のことまでは気にできないです。それでいいと思うことにしました。

におい対策も重要でした。外出時は、つねにタオルハンカチを持っていました。においで気分が悪くなるので、鼻をふさぐためです。

マスクでは不十分でした。買い物は、試食販売の多い時間帯とお総菜コーナーは避けて通るのが必須です。そして万が一のときのエチケット袋・・・。あまりお世話になりたくないですが、安心材料になります。

食事の支度は、「麻婆豆腐の素」のような「○○の素」を活用して、味見しなくてすむ献立にしていました。

また、二人目以降では、上の子にもつわりを正直に伝えました。大人と違って本当には理解できませんが、「ママ具合悪いんだ」と聞いてくれます(もちろん、うまくいかないときもありますが)。

幼いなりの理解に癒されましたし、上の子のために動かなければいけない状況が、気を紛らせてくれる部分もありました。

「~しなきゃいけない」という考えを捨てる

つわりは、出産に向けて最初のハードルだと思います。お仕事や家事があると思いますが、まず「~しなきゃいけない」という考えを捨ててみるのがオススメです。

この数カ月は、同僚に頼っても、ご飯が手抜きでも、洗濯が下着だけでも「気にしない♪気にしない♪」くらいの気持ちでいいと思いますよ。

と同時に、ご主人や周りの人につらさを説明することも大切です。言葉にすると、ストレートに伝わると思います。「愚痴を言いたくないから」と一人でがんばっていると、理解されないままになってしまうことがあります。

周りにがんばりを認めてもらい、「できなくてもいいんだよ」と思ってもらえる環境が、精神的な救いになります。「つらいよね、わかるよ」と言ってもらうだけでも、気持ちは軽くなりますものね。

そして、動ける範囲で動いてみるのも一つの方法です。寝てばかりいると気分がふさぎますし、どんどん起きるのがつらくなります。外の空気を吸ったり、誰かと話したり、気持ち悪さ以外のことに考えを持っていくようにすると、体もラクになります。

どんなに長いと感じても、つわりは必ず終わりが来ます。なるべくストレスを溜めずに、リラックスしてお過ごしくださいね。

症状7:お腹が空いているときに、気持ち悪くなる


カッチ(1983年生まれ/子供1人/元看護師&韓国在住)です。私は私は食べつわりでした。妊娠がわかってすぐにつわりが来なくて、「つわりのないパターンかな?ラッキー!」なんて安易な期待をしていたんですが、妊娠7~8週目ごろにやってきました。

つわり中は眠気も強く、朝方や寝て起きたあとのお腹が空いているときに、気持ち悪くなることが多かったです。担当医は、「血糖値が下がると気持ち悪くなる」と説明してくれました。なので、最も血糖値の下がる朝方5時が一番気持ち悪かったです。

つわり中は、食べたいものと食べたくないものがはっきりしていました。食べたいものは、パン、冷麺、お茶漬け、チャーハン、梅干し、梨、いちご。食べたくないものは、辛いもの(たまねぎ、キムチ、にんにく)でした。

四六時中ではなく、1週間に1~2回くらいのペースでは吐いていました。吐くのは決まって「吐くものがない」ときです。

なので、胃液のようなもの吐いたり、胃が裏返しになるんじゃないかというくらい「オエー」となるだけで、何も出てこずに終わることがほとんどでした。

そして、いつも主人がいない時でした。「言葉で言っても伝わらないのに~!吐いているときに背中をさすらせたいのに~!」といつも悔しく思っていました。

一番辛い思い出は、つわりの途中で風邪をひいたときと、腸炎になったときです。何か病気になるとつわりが酷くなるようで、そのときはたくさん吐きました。吐くものがなくなるまで吐き、血が混じったこともあります。

でも、不思議と「私、妊婦さんっぽい」「私、すごい頑張ってる」という気持ちでした。

対策:水の代わりにポカリスエットを飲む

食べづわりへの対策は、「食べたいものを食べたいときに食べ、食べたくないものは食べない」ただそれだけでした。担当の先生にも「妊娠初期は、お母さんが体内に蓄えているものだけで、赤ちゃんは十分に育つ」と言われていました。

なので、「栄養のあるものを食べなきゃいけない」「お菓子やジュースばっかりではダメだ」と思うとストレスになりますので、好きなものを食べました。

おなかに常に何か入れられるように、かばんにはオレオやパン、口の中がすっきりするラムネを常備しました。

食べたいものは宅配デリバリーを利用し、自分で料理はしませんでした。アイスクリームや果物が食べたくなったときは、主人に買ってきてもらうこともありました。

また、飲み物は水の代わりにポカリスエットを飲みました。ポカリは糖分も多いので、血糖値が下がるのを予防してくれるからです。胃がすっきりしないときに飲めるコーラや炭酸水も冷蔵庫に常備し、何とかつわりを乗り越えました。

そのような生活が妊娠5ヶ月頃まで続いたある日、食事中からあまりに吐くので病院に行きました。「腸炎」と診断されました。そのときに、病院で点滴をしてもらったのですが、それが魔法のように良く効いて、つわりも一緒になくなりました。

私の場合は、つわりが終わる時期と、病院で点滴を受けた時期が重なったのもあるかもしれません。でも、電解質のバランスの崩れがつわりの症状を強くしていた可能性も十分あります。

つわりは病気じゃない、妊娠は病気じゃない。みんな我慢しているんだ!」と無理をしないで、つらいときは病院に行くことも大切だな~と実感しました。

赤ちゃんの存在を感じさせてくれるつわり

つわりの時期は「この状態がいつまで続くんだろう。終わらなかったらどうしよう。」なんて考えながら過ごしていることと思います。

私も妊娠後期のお腹が大きいころより、妊娠初期のつわりのほうがつらかったです。妊娠初期は、お腹も出ないので、第三者から見たら「本当に赤ちゃんがいるの?」という感じです。つわりでツラくても電車で席も譲ってもらえません。

そんな中、妊娠初期はつわりが唯一「赤ちゃんの存在」を教えてくれるものでした。「私妊娠してるんだ~」「お腹に赤ちゃんがいるんだ」と実感させてくれるのです。

なので、今の時期は多少わがままになっても良いので、自分と赤ちゃんのために無理せず、乗り切ってください。必ず、終わりますから。

症状8:ムカムカとする吐きつわり


あ~ちゃんママ(1981年生まれ/子供6人)です。私は一人目、二人目のときはムカムカとする吐きつわりで、三人目はほぼなくて、四人目は食べづわり。五人目、六人目は、またムカムカとする吐きつわりでしたが、一人目、二人目のときよりは全然軽かったです。

食欲がなかったので食べる量も減って、「赤ちゃんがいるんだから食べないとだめ」と、周りから言われてしまいました。それで赤ちゃんが心配になった時もありました。

でも、先生に「今は食べられなくても、落ち着けば食べられるから大丈夫!食べようと無理はしちゃダメだよ~」と言ってもらえて、気持ちに余裕が出てからはつらさが少し軽くなりました。

対策:干し梅、ねり梅、乾燥レモン、乾燥ゆず

吐きつわりの対策は、「あまり考えない」「好きな物を好きなときに好きなだけ」「ご飯は手抜き」で乗り切りました。あとはとにかく気持ちが悪いので、あまり動かずに寝て過ごしていることが多かったです。

今思うと、「赤ちゃんのために食べなくちゃいけない。」と思い込んでしまって、つわりを余計ひどくさせていた気がします。食べ物は色々と試した結果、白出汁が気持ち悪くならなかったので、雑炊や煮物、野菜ばかりを食べていました。

特にお気に入りは「いり豆腐」でした。主人に「よく飽きないね~」と言われるほど、毎日いり豆腐を食べていましたw

食べづわりの時の対策は、干し梅、ねり梅、乾燥レモン、乾燥ゆず、夜食で乗り切りました。朝起きた時に空腹にならないように、寝る少し前に何かつまんでから寝ていました。よく食べていたのはお餅です。

起きているときは、太りすぎないようにカロリーの低い食べ物をチョイスするようにして干し梅、ねり梅、乾燥レモン、乾燥ゆずに辿り着きました。これらは100円ショップで売ってるので、とても助かったんです。常に切らさないように大人買いしておきましたw

子育てに比べたら、つわりなんてあっという間

つわりは誰もが同じ経験じゃないので、不安に思うときもあると思います。実際、私も6人産んで色々なつわりを経験しました。

その経験から気がついたことは、「早く終われ~!」と願うよりも、「上手な付き合い方を探してやる!」と思いながら生活しているほうが苦しくありませんでした。

探している間につわりも落ち着いてきて、気がついたら楽になってた・・・な~んて感じで生活したほうがよかったですよ。

もちろん、まわりに理解をしてもらうことが大事でもあるので、一人で我慢しないで、「つらい」ということを家族に伝えて甘えるといいと思います。そして、どんなに長くても出産してしまえば必ず終わるものです。

これからの子育てに比べたら、つわりなんて「あっという間な出来事なんだなぁ」と思える期間なので、ゆったりとした気持ちであまり考え込まずに過ごしてみてください。

つわりなし:食べすぎてしまって体重管理に苦労した


なな(1989年生まれ/子供2人/元婦人科看護師)です。私はつわりがありませんでした。妊娠初期は「妊娠している」「母親になる」実感がなく、心配になりました。

「つわりがツライ」と苦しむ人が多いのに、私はつわりがなかったので、つわりとはどのようなものか、どういうつらさなのかをネットや本を読んで調べたりしました。

その中には「つわりは母親になる試練」だと書いてありました。「その苦しみもなく、母親になってもいいのかな?」と悩みました。

友達に相談したら「つわりがないことはすごく良かったかもしれないけど、つわりがない分、ほかできっと試練があるんだよ」と言われ、「そうかもしれないな」と納得しました。

妊娠初期はつわりで元の体重より減る人が多いのですが、私は体重増加が著しく、赤ちゃんは大きめに成長し、3,000g越えの赤ちゃんが生まれました。出産後も成長曲線の上のほうで、大きめに成長しています。

私はつわりがあるものだと思っていたので、「食べられるうちに食べておかないと!」と食べていたものがすべて蓄えになってしまい、のちのち体重維持に苦労しました。

そして、つわりがないと心配で、生まれてくる子供になにか異常があるのではないかと考えるほどでした。また、つわりがないと妊娠初期は身体の変化がわかりにくく、「妊娠している」「母親になる」という実感がありませんでした。

つわりがあることはつらいと思いますが、つわりを早く実感できてうらやましく思っていました。なので、つわりは赤ちゃんが育っているサインだと思って乗り切ってください。

つわりなし:ゆっくり休めるのはつわり経験者の特権


あきママ(1983年生まれ/子供5人/双子出産)です。私はつわりを経験しませんでした。1人目のときは不安でしたが、2人目からは「ありがたい」と思うようになりました。

妊娠すると、つわりがあるのが当たり前だと思っていました。特に1人目のときは、つわりがないので「本当に妊娠しているの?」「赤ちゃんがちゃんと育っていなかったらどうしよう・・・」と不安な気持ちになりました。

ですが、2人目からはつわりがない状況がありがたいと思うようになり、「お腹にいるときから親孝行で、お兄ちゃん(お姉ちゃん)想いの赤ちゃんだね」と感じていました。

そして、何でも食べることができたので、普段より栄養面を考えた食事をとるように心がけました。つわりがなかったことが関係しているかどうかはわかりませんが、赤ちゃんの体重も平均より大きく、生まれたあとも風邪をひきにくい子供たちだったと感じています。

つわりの時期は人それぞれ違うと思いますが、その期間は赤ちゃんがママのためにくれた「お休み」の時間だと思います。妊娠するまで、仕事や家事で自分の身体を休めることができなかった人は、このつわりの期間は仕事の量を減らしたり、休んだり、誰かに甘えてみる良い期間です。

これから先、産後とママは休みなく赤ちゃんのお世話で時間が過ぎていって、ゆっくり休むことなんてできなくなってしまいます。つわりで辛い期間はしっかり休んで自分の身体を大事にしてくださいね。

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