葉酸サプリクラブ管理人(サプリメントアドバイザー&サプリメントマイスターの笹目)です。
株式会社はぐくみプラスの「はぐくみ葉酸」は、自然由来のオーガニックレモンから絞った天然葉酸(※)です。楽天で買うと高いので、リアルな購入者の口コミや評判が見当たりません。本当に安心して飲める成分内容なのか、サプリのプロが辛口で評価していきます。
※2016年9月28日追記
はぐくみ葉酸は、2016年8月からポリグルタミン酸型葉酸(天然葉酸)100μgと、モノグルタミン酸型の葉酸(合成葉酸)400μgを配合した「ハイブリッド型葉酸サプリ」にリニューアルしました。栄養成分も大幅アップしました。詳しくはページ内で追記して解説しています。
2021年6月25日追記:おすすめできなくなりました
はぐくみ葉酸ですが、当葉酸サプリクラブでは、おすすめできなくなりました。理由は、会社の信頼性がガタ落ちしたからです。
まず、競合他社にオリゴ糖食品について裁判を起こされて敗訴しています。(参考資料PDF:『北の達人コーポレーション』競合品に関する訴訟において「勝訴」はぐくみプラス社に 1,835 万 7,803 円の損害賠償支払い命令 )
評価基準として、会社の信頼性もチェックしている手前、このような会社の商品をおすすめすることはできません。
「はぐくみ葉酸」自体は、「食事性葉酸とモノグルタミン酸型葉酸のハイブリット型」という特長が他にはなくてよかったです。ですが、いかんせん会社の信頼性が失墜して、おすすめできるような状況にありません。
よって、当サイトではおすすめ商品から外すことにしました。会社の信頼性を見抜くことができなくて、申し訳ございませんでした。
以下は以前書いたレビューです。
「はぐくみ葉酸」をサプリメントアドバイザーが辛口チェック
- 注文→到着→梱包の配慮
注文した2日後にヤマトメール便で届きました。かたい紙でできた封筒に入っています。パッケージデザインは、手書き風のタッチでおしゃれでかわいさを感じます。
宛名部分には「はぐくみ葉酸(特別キャンペーン)」と書かれていますので、何を購入したのかは開封しなくてもわかってしまいます。妊活、妊娠は一人で取り組むものではないですが、商品名は気にする人もいると思いますので、書かないほうが良いのにと思いました。ただ、パッケージデザイン自体は好印象です。
- 飲みやすさ(粒の大きさ、ニオイ、味)
旧バージョン粒は小粒(直径9mm程度)で飲みやすいです。香ばしいような、かすかに酸味も感じる独特なニオイがあります。この酸味は、原材料に使われているレモンや大葉月橘(オオバゲッキツ=ミカン科の木)からきているのかなと思います。味も香ばしいような独特な味がしますが、それが足かせになるほどではありません。
2016年8月20日追記:はぐくみ葉酸リニューアル版が新発売
2016年8月にはぐくみ葉酸がリニューアルしました。リニューアル版も購入しましたので、飲みやすさを再レビューします。
新バージョン
パッケージデザインは何も変わっていません。粒はリニューアル前と同じ形状・サイズで、幅0.9cn、厚み0.5cmです。ベルタ葉酸サプリと比べると、はぐくみ葉酸のほうが若干厚みが薄いようにも見えますが、同じサイズと言って良いです。
袋を開けて中身を見ようとするとフワッとニオイが漂ってきます。自然の納豆のような、肥料のような鼻につく独特のニオイでした。味は、口に入れると少し塩っぽいような味がありました。
※2016年11月29日追記
はぐくみ葉酸は天然成分が多い分、味やニオイに個体差があるようなので、さらに2個追加購入して、妊娠経験者3名に飲みやすさを検証してもらいました。比較対象として、ベルタ葉酸サプリを使用しました。
口コミ1:口に入れた瞬間に鉄の味がする
ニオイは、少しすっぱい感じがしましたが、ベルタよりはぐくみのほうが大丈夫だと思います。ただ、口に含んだ直後に鉄の味がしてくるので、早く飲み込みたかったです。口に含んだ瞬間は、はぐくみのほうが鉄の味を感じましたが、飲み込んでから後味が残ると感じたのはベルタのほうです。
口コミ2:ベルタ葉酸サプリよりも飲みやすい
開封した時、ニオイは感じませんでした。鼻を近づけると、ハーブの香りが「ほんのり」程度です。味は、レモンの後味がフルーティーに感じられるほど爽やかで、大きさはベルタ葉酸サプリと変わらないはずなのに、小さく感じられるほど「飲みやすい!」と感じました。
つわりがひどかった私でも、これなら楽しみに飲めます。気になる点が一つもなかったので、評価は5点満点です。
口コミ3:独特の鉄の味がするけど、3粒なので一度に飲み込めた
ニオイは鳥のエサのような感じで、口に含むと独特の濃い鉄の味がするので、つわりの時期には飲みにくいかもと思いました。粒のサイズはやや大きくてベルタ葉酸サプリと同じサイズですが、のどに引っかかりにくくて、1日3粒なので一度に飲んでも問題なかったです。
ベルタよりは飲みやすいと考えて良さそうですが、やはり天然成分の影響で味やニオイに個体差があるようです。追加検証も含めて判断すると、3.5点が妥当な評価点かなと思いました。
- 会社・代表者の信頼性
株式会社はぐくみプラスは、2012年9月に設立されたWEB・アプリ制作、通販コンサルティング会社「株式会社HIDE&SEEK(ハイドアンドシーク)」のグループ会社です。2014年1月にハイドアンドシークの自社ブランド「hugkumi+(ハグクミプラス)」を分社化して作られました。つい最近できた若い会社です。
「hugkumi+」は妊活、妊娠、育児中の女性をターゲットにした商品ブランドで、はぐくみ葉酸以外にもオリゴ糖サプリの「はぐくみオリゴ」、マカサプリの「はぐくみの恵み」といった「はぐくみシリーズ」を展開しています。
創業者は、江口修一さんと山村昌平さんの2名で、代表は山村さんです。ハグクミプラスの通販サイトには、hugkumi+のブランド立ち上げの想いは書かれていますが、山村さんの代表メッセージは見当たりません(2015年10月時点)。
ですが、実は定期購入の2回目に送られてくる同梱資料の中に、山村昌平さんの代表あいさつのチラシが入っています。
↑こちらがその代表あいさつです。読んでみたところ、山村さんの第一子が予定より2ヶ月早く産まれて、その時に不安や悩みを感じたことがはぐくみプラス創設のきっかけだそうです。「妊活、妊娠期向け商品は儲かるから」ではなくて、自身の体験がきっかけで会社を設立したことがわかりました。既存のOEM用商品を仕入れて販売しているだけの会社とは違います。これはぜひ初回注文時に届けて欲しいところです。
さらに、代表の山村さんだけでなく、はぐくみプラスの全スタッフが顔出しで一言コメント付きで載っている冊子もあります。「信頼感のある会社」と呼ぶにはまだ時間がかかりそうですが、どんな人がどんな想いで商品づくりに携わっているのかをしっかりアピールする姿勢が伝わってきました。
まだ非常に若い会社ですが、会社設立目的も明確で、真正面から商品開発をしている様子が見て取れました。
- 製造・検査体制
妊活、妊娠、育児中の女性向けの商品を販売している会社ですから、当然GMP認定工場で製造しています。また、はぐくみ葉酸は天然・自然由来の素材を多く使用しています。そのため、放射性物質や残留農薬の危険が伴いますので、定期的に試験を行なっています。
GMP認定工場で製造し、安全性試験も定期的にしているので安全です。
- 原材料(添加物)の信頼・安全性
まずはリニューアル前の原材料です。
リニューアル前 でん粉、食用精製加工油脂(硬化油)、アセロラ、オオバゲッキツエキス(鉄含有)、レモン皮エキス(葉酸含有)、ケイヒエキス、グアバエキス、ホーリーバジルエキス、セスバニアエキス、アムラエキス、ベニノキ種子エキス、サンゴカルシウム
オーガニックレモンから抽出した葉酸をはじめ、15種類のビタミン・ミネラルもすべて自然由来にこだわっています。しかし、原材料に他の葉酸サプリではあまり見られない「ハーブ」が複数使われています。ハーブには子宮に影響を与える成分を持つものもあります。
通常の食事から摂取する分には問題ありませんが、サプリなどに濃縮されたものを自己判断で摂取すると、母体や胎児に危険が及ぶ可能性があります。「天然・自然由来だから安心・安全」は成り立ちませんので、しっかりと成分チェックする必要があります。
食用精製加工油脂(硬化油)Bad
「精製加工」という名のとおり、天然・自然の素材ではなくて人工的に作られた食品です。プレミンやエレビットでも使われています。ヤシ油やコーン油などの植物油や魚油に水素を加えることで、液体の油を固形状にしたものが食用精製加工油脂です。この中に「硬化油」が含まれます。硬化油は、マーガリンやショートニングに使われています。油を硬化油に変換する過程で「トランス脂肪酸」が発生します。ご存知の人も多いと思いますが、「トランス脂肪酸が健康に良くない」「プラスチックを食べているようなものだ」などとやたら不安を煽る表現でよく議論されています。
そのため、2015年6月にアメリカの食品医薬品局(FDA)は、トランス脂肪酸の発生原因である「部分水素添加油脂(部分硬化油)」を食品に添加することを2018年以降は原則禁止にすると発表しました。(参考:Final Determination Regarding Partially Hydrogenated Oils)
正確には、「GRAS(グラス)」という食品添加物の安全合格基準があるのですが、合格基準には達していない物質だから、添加物として使用するには再検証が必要であると結論付けました。
特に、諸外国ではトランス脂肪酸の過剰摂取は、「妊婦への影響(胎児の体重減少、流産)」との関連性も報告されています。
ですが、日本の場合は、アメリカなど海外とは食生活も違うこともあり、トランス脂肪酸の摂取量が少ないことを理由に、今のところ使用を禁止するという話はありません。(参考:トランス脂肪酸の食品健康影響評価の状況 (食品安全委員会))
また、サプリメントのOEMメーカーの話では、問題となる「部分硬化油」を使用することはないと言っているメーカーもあります。例えば、硬化油が使われている葉酸サプリは、はぐくみ葉酸以外に「パティ葉酸サプリ」がありますが、トランス脂肪酸は「含まれていない」と明記しています。(参考:パティ葉酸サプリの口コミと成分を辛口チェック!)。
一方、はぐくみ葉酸の場合はトランス脂肪酸が含まれているのかいないのか不明です。消費者は不安に感じる原材料ではないでしょうか?
ただし、トランス脂肪酸が含まれる食品は日常に溢れかえっていますので、普通の食生活をしている人ならごく当たり前のように摂取しています。サプリのわずか数グラムの分量を減らすよりも、普段の食事から摂取する量を減らさないと元も子もありません。
これをどう捉えるかですが、議論の分かれる原材料であることに間違いはありません。少なくとも、トランス脂肪酸はサプリメントで摂取する必要のないものです。開発にサプリメントの専門家が参加したそうですが、私なら凝固剤は硬化油ではなくて「セルロース」や「還元麦芽糖」を選びます。
オオバゲッキツ(大葉月橘)
別名:「カレーリーフ」「南洋山椒(ナンヨウサンショウ)」と呼ばれるミカン科の木です。インド料理で香辛料としてよく使われます。妊婦に問題となるような情報はありません。ケイヒBad
桂皮とは「シナモン」のことです。こちらも香辛料としてよく使われます。シナモンに多く含まれる「クマリン」という成分は、過剰に摂取すると肝障害を誘発すると言われています。健康安全研究センターの調査によると、クッキー、ビスケット、コーヒー、紅茶(チャイ)などシナモンを含む食べ物と、シナモンサプリメントを併用すると、クマリンのTDI(一日の耐容摂取量)を超えてしまうことがわかっています。(参照:シナモン含有食品中のクマリンについて-東京都健康安全研究センター広域監視部)
ですが、妊娠中はコーヒーや紅茶は控えると思いますので、TDIを超えてしまうことはないと思います。それでも、妊娠中にシナモンをサプリで毎日摂取し続けることには疑問を感じます。
グアバ
熱帯地域で食用とされている果物です。過剰摂取しなければ安全です。ホーリーバジル
別名・カミメボウキと呼ばれる植物です。エッセンシャルオイルの抽出やタイ料理によく使われます。「バジル」だと妊娠中はNGです。「ホーリーバジル」はNGという情報はありませんが、妊娠中にわざわざサプリで毎日摂るものではないです。セスバニア
セネガル原産のマメ科植物です。よく緑肥(他の作物の肥料)として使われます。妊婦さんに安全なのか危険なのか、信頼できる情報は見当たりません。アムラ
別名・ユカンと呼ばれ、インド料理でよく使われる果実です。こちらも妊娠中の安全性、危険性の情報がありません。ベニノキ種子
食用色素の「アナトー」を抽出して着色料としてよく使われます。同じく妊娠中の安全性や危険性に関する情報は見当たりません。これらグアバ、ホーリーバジル、セスバニア、アムラ、ベニノキ種子は、混合ハーブエキスとして「美タミーナ葉酸サプリ+」にも使われているハーブです。安全性の確認できていないハーブを混合したサプリを妊娠中に飲むのは、私はおすすめしません。
リニューアル後の原材料は指摘した問題点がすべて解消
続いて、リニューアル版の原材料を見てみます。
リニューアル後酵母(鉄含有)、デキストリン、還元麦芽糖水飴、植物油、酵母(葉酸含有)、レモン皮エキス(葉酸含有)、野菜ミックスパウダー(オクラ、キャベツ、ケール、ニンジン、カボチャ、ゴボウ、サツマイモ、サトイモ、シイタケ、ブロッコリー、アシタバ、アスパラガス、エダマメ、コマツナ、セロリ、ダイコン、ダイコン葉、タマネギ、パセリ、ホウレンソウ、レモン、レンコン)、クロレラ、アセロラパウダー/サンゴカルシウム、セルロース、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB12
リニューアル後の原材料で注目すべきポイントは3つあります。
1.食用精製加工油脂(硬化油)がなくなるgood!
リニューアル前にトランス脂肪酸の可能性を指摘した「食用精製加工油脂(硬化油)」がなくなりました。はぐくみプラス代表の山村さんに聞いた話では、リニューアル前の硬化油でもトランス脂肪酸は含まれていなかったらしいのですが、疑わしい原材料であったのは確かです。それがなくなり、私が推奨した「還元麦芽糖水飴」が新たに加わっています。また、「デキストリン」も加わっています。
これらはどちらも添加物ではなくて、食品扱いで安全性に問題はありません。一方で「植物油」も加わっていますが、こちらはトランス脂肪酸が含まれていないことを山村さんに確認済みです。
2.安全性不明のハーブ類がなくなるgood!
同じく、私が指摘したハーブ類がすべて一掃されました。これにより、安全性に疑問のある原材料がすべて排除され、妊娠中でも安心して飲める原材料構成となりました。3.不足栄養素をきちんと添加good!
鉄含有酵母もそうですし、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB12といった不足していた栄養素は合成ビタミンでカバーしています。4.食品表示法に対応good!
原材料表記が「食品表示法」に対応しました。食品表示法とは、「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」の3つを合わせた法律で、2015年4月1日に施行されました。食品表示法では、「原材料」と「添加物」を見分けられるように「/(スラッシュ)」などで区分して表示しなければいけません。健康食品の場合は、食品表示法に対応するために5年間の猶予期間が設けられています。2020年の3月31日までに対応すれば良いのですが、はぐくみ葉酸は2016年9月の時点で早くも対応完了です。
硬化油や安全性不明のハーブが複数使われていましたが、リニューアル後はきれいに一掃されました。
- 配合成分の過不足
まずは、リニューアル前の成分分析です。
リニューアル前
葉酸の種類は、ドクターズチョイスオーガニック天然葉酸と同じく、オーガニックレモン由来の天然葉酸でした。レモン由来の天然葉酸サプリで国内メーカーのものはこれが初めてです。この時点で、妊活・妊娠初期に飲む葉酸サプリではありません。また、葉酸以外の各種栄養素はとりあえず含まれているものの、その含有量は驚くほど少なかったです。特に、鉄分はわずか1mgでした。妊活中は鉄分の付加量は設定されていませんが、妊娠初期は2.5mgの付加が推奨されています。平均摂取量を見ても、1mgではこれをカバーすることはできません。
元から鉄分が含有されていないサプリもありますが、1mgしか含有されていないのであれば、含有されていないサプリと大差ありません。
別途、「鉄単体サプリで補えば良いのでは?」と思うかも知れませんが、鉄だけでサプリは作れませんので、一緒に使われている添加物や栄養素の過剰摂取にも気をつける必要があります。特に、鉄は味に癖がありますので、添加物でごまかしていることが多く、質の高い商品はなかなかありません。
さらに、カルシウムもわずか32mgでした。葉酸サプリの場合、カルシウムは賦形剤(ふけいざい=サプリの形状をつくるためにカサ増しする添加物)を減らす意味でも重宝しますが、32mgしか入っていないとなると、「でんぷん」や「硬化油」の占める割合も多いということになります。
天然素材のサプリは成分内容もパワフルなものが多いのですが、はぐくみ葉酸は天然素材でありながら、かなり心細い栄養成分内容になっていました。では、これがリニューアルしてどう変わったのか解説していきます。
リニューアル後
はぐくみ葉酸は鉄が10mgですので、「妊活~妊娠初期」におすすめな葉酸サプリとして成分チェックしていきます。( )内は妊娠初期の量。
はぐくみ葉酸 推奨摂取量 平均摂取量 耐容上限量 判定 葉酸(μg) 500 640 243 1000 ビタミンB6(mg) 1.2 1.2(1.4) 0.95 45 ビタミンB12(μg) 2.2 2.4(2.8) 4.3 なし ビタミンC(mg) 40 100(110) 69 なし 鉄(mg) 10 6.5(9) 6.5 40 カルシウム(mg) 200 650 430 2500 リニューアル前の弱々しい栄養配合は何だったのかと思うくらい、大幅にパワーアップしています。
葉酸:400μg→500μggood!
葉酸は多ければ良いというものではなくて、耐容上限量は1,000μgまでです。サプリで耐容上限量の半分に達してしまうのは、リスクが高いのでおすすめできません。ですが、はぐくみ葉酸に使われている葉酸500μgのうち100μgは、レモン皮から抽出した天然葉酸(ポリグルタミン酸型)です。ポリグルタミン酸の葉酸には耐容上限量はありませんので、安心です。そして、残りの400μgはモノグルタミン型葉酸(合成葉酸)です。
つまり、天然葉酸400μgだったのを100μgに減らして、代わりに合成葉酸を400μg追加して500μgになったのが、新しくなったはぐくみ葉酸です。合成葉酸も天然葉酸も同時に摂れる葉酸サプリは、数ある葉酸サプリの中でもはぐくみ葉酸だけです。他社に真似されないことを祈ります。
ちなみに、妊活中、妊娠初期は、1日に合計「640μg」の葉酸の摂取が推奨されています。そのうち400μgをサプリで、残り240μgを食事から摂ります。平成25年国民健康栄養調査(PDF)によると、女性の葉酸摂取量は平均で1日271μgで、推奨量240μgを満たしていると思われがちです。
ところが、この数字にはカラクリがあります。60代以上の女性が300μgを超えているのです。高齢者の女性が平均値を押し上げているのです。一方で、妊活・妊娠の中心層である20代女性は217μg、30代女性は233μで、推奨量の240μgに到達していないのが現状です。
そのため、天然葉酸も配合されているはぐくみ葉酸の葉酸は、食事からの摂取量が推奨量以下の20代・30代女性に特におすすめです。
鉄:1mg→10mggood!
リニューアル前は鉄配合の葉酸サプリの中で最弱の配合量だったのですが、10倍になりました。これで他の葉酸サプリと対抗できるレベルになりました。妊娠中期以降では依然として不足しますので、ヘム鉄配合の「プレミン16w」への切り替えをおすすめしますが、妊娠初期までは十分に不足分をカバーできています。カルシウム:32mg→200mggood!
6.25倍になりました。推奨摂取量を満たすには20mg足りていませんが、食事の不足分はほぼカバーできています。他にも、
- ビタミンB6:1.0mg→1.2mg
- ビタミンB12:配合量不明→2.2μg
- ビタミンC:14.6mg→40mg
と、いずれの栄養素も配合量がアップしています。
リニューアル前と打って変わって、充実した栄養素の配合量になりました。「心細い栄養成分」という評価は撤回させていただきます。
- 価格と内容量の妥当性
通常価格6,980円(税込み)で、定期購入だと初回1,980円(税込み)になります。もしかしたら「安い!」と思った人もいるかも知れませんが、この割引価格は2回目以降は3,980円(税込)に値上がりしますので、注意が必要です。
2回目以降はベルタ葉酸サプリと同じ価格になりますが、鉄分やカルシウム量の配合量は、ベルタ葉酸のほうが上回っています。そうなると、「栄養成分の割に高い」と感じるかもしれません。
ですが、はぐくみ葉酸は天然葉酸が100μg含有されています。合成葉酸と天然葉酸では、天然葉酸のほうが価格は高くなります。天然葉酸をサプリで補おうとしたら、別サプリ(しかも高い)を買う必要があるのですが、はぐくみ葉酸なら同時に摂取できますので、お得です。
また、定期購入の継続縛りがなく、自由に解約できる点も評価できます。ここはベルタ葉酸サプリやママニック葉酸サプリにも見習って欲しい部分です。
なお、サプリ会社の中には、解約は電話のみしか受け付けず、電話をかけてもなかなか繋がらないという悪質な業者もいます。ですが、はぐくみ葉酸は本当に好きなタイミングでメールだけで簡単に定期便をストップできます(確認済み)。
さらに、自社スタッフではなくて、外部の管理栄養士の食事サポートを受けることもできまし、トドメに「10日間の返金保証」まで付いています。初回71%OFFは「お試し」価格ですので、この金額で試せたことに不満のある人は出ないと思いますが、クレーム対策も万全です。
このサービス・サポート体制を考えると、十分に「お得な価格」と言って良いです。ただし、楽天で買ってしまうと、定期2回目以降が4,480円になってしまいます。だいぶお高くなってしまいますので、必ず公式ショップから買うようにしてください。
天然葉酸と合成葉酸のダブル配合、定期購入の回数縛りなし、管理栄養士のサポート、返金保証付きを考えると、コスパはとても良いです。
結論:天然葉酸も合成葉酸も摂取できる唯一のハイブリット型葉酸サプリ
「食生活に自信がないので、毎日の食事から天然葉酸を摂れているか心配」
「天然葉酸だけでなく、健康的な赤ちゃんの発育に欠かせない合成葉酸も確実に補いたい」
そんな人におすすめなのが、株式会社はぐくみプラスのはぐくみ葉酸です。はぐくみ葉酸の最大の特徴は、葉酸含有酵母(中には合成葉酸が入っている)400μgに加えて、レモン果皮エキスから抽出した葉酸(天然葉酸)が100μg入っていることです。
20代・30代女性の食事からの葉酸摂取量は、推奨量240μgに達していません。意識して葉酸を摂る食事内容にしないと、食事から240μg+サプリから400μg=合計640μgに満たないのが現状です。
その点、はぐくみ葉酸は天然葉酸が100μg入っていますので、この不足分を現在の食事スタイルを変えることなくカバーすることができます。さらに、合成葉酸も400μg摂れるという万全の状態です。天然葉酸も合成葉酸もどちらも摂取できる葉酸サプリは、現時点で「はぐくみ葉酸」だけです。
葉酸以外の栄養素も、鉄10mg、カルシウム200mgはもちろん、鉄や葉酸と同時摂取が好ましいビタミンC40mg、葉酸と相性の良いビタミンB6、B12もしっかり「添加」されています。
その一方で、サプリの形成上も栄養面としても不要な香料、着色料、甘味料は一切使われていません。妊娠中は不安なハーブ類も2016年8月のリニューアルによってなくなりました。
実際の購入手続きとしては、単品購入もできますが、「毎月先着300名様限定!特別キャンペーン(毎月お届けコース)」一択となります。ベルタ葉酸サプリと違って、いつでも定期解約ができますので、わざわざ定価の単品購入でお試しする必要はありません。
はぐくみ葉酸の唯一の欠点は、味やニオイに個体差を感じやすい点です。ですが、万が一「これは飲めない・・・」となった場合でも定期縛りはありませんので、6ヶ月も送り続けられる心配がありません。返金保証も付いていますので、安心して定期購入が可能です。
サプリで摂るモノグルタミン酸型葉酸400μgは大丈夫だけど、毎日の食事から240μgの食事性葉酸を摂り続ける自信がない人に、合成葉酸と天然葉酸が同時に摂れる唯一の葉酸サプリ「はぐくみ葉酸」の購入をおすすめします。
2021年6月25日追記:おすすめできなくなりました
はぐくみ葉酸ですが、当葉酸サプリクラブでは、おすすめできなくなりました。理由は、会社の信頼性がガタ落ちしたからです。
まず、競合他社にオリゴ糖食品について裁判を起こされて敗訴しています。(参考資料PDF:『北の達人コーポレーション』競合品に関する訴訟において「勝訴」はぐくみプラス社に 1,835 万 7,803 円の損害賠償支払い命令 )
評価基準として、会社の信頼性もチェックしている手前、このような会社の商品をおすすめすることはできません。
「はぐくみ葉酸」自体は、「食事性葉酸とモノグルタミン酸型葉酸のハイブリット型」という特長が他にはなくてよかったです。ですが、いかんせん会社の信頼性が失墜して、おすすめできるような状況にありません。
よって、当サイトではおすすめ商品から外すことにしました。会社の信頼性を見抜くことができなくて、申し訳ございませんでした。
「会社の信頼性とかどうでもいい」と言う人は各自の判断におまかせします。
サプリメントアドバイザーが教える葉酸サプリの「正しい」選びかた講座
たくさんありすぎる葉酸サプリの中から、どれを買えば良いのか迷っている人へ。
葉酸サプリの選び方は、プロが教える!葉酸サプリの正しい選び方10箇条で解説した10項目に、妊活専用、妊活開始~妊娠初期、妊活中期~後期、授乳期という各時期ごとに必要なチェック項目をクリアできた葉酸サプリを選ぶと失敗しません。
下記よりご自身の時期に当てはまるバナーをタップして、失敗しないための葉酸サプリチェック項目および、サプリメントアドバイザーによる葉酸サプリの辛口採点結果をご確認ください。
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