看護師時代に、むくみで悩む患者さんにやってあげていたこと
なな(1989年生まれ/子供1人/元婦人科看護師)です。私は妊娠37週ごろから出産後までむくみが続きました。手の指と膝下がむくみました。
指は指輪が取れなくなったくらいでしたが、膝下のむくみは出掛けた時に「なんだか足が重くて疲れるなぁ」と感じることが何度もあって、主人に「休憩していい~?」と言って休み休み動いていました。また、むくみのせいか足がよく冷えて感じて、夜に眠れなくなることがありました。
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この状況を改善するために、私がやったことは次の3つです。
1.温かい靴下を履く
まず、普通の靴下より少し厚めの温かい靴下を履いてみました。普段から温かい靴下を履いていたら、「少しは冷えがよくなるかな」と思って履いてみました。でも、正直あまり効果は感じられませんでした。
2.夫にリンパマッサージをしてもらう
次に、寝る前に主人にリンパマッサージをしてもらいました。リンパマッサージは、看護師時代にむくみのある患者さんにやってあげたことがあったので、主人にやり方を教えてやってもらっていました。やってもらうとスッキリしました。
私はリンパマッサージが一番むくみに効果があったと思います。でも、マッサージの強さや部位に気をつけなくてはいけないので、あまりおすすめはできません。
3.クッション足上げ湯たんぽ睡眠法
そして、クッションを使って足を少し持ち上げて、湯たんぽを使って寝ることもしてみました。これも看護師時代に、むくみのある患者さんの足の下にクッションを入れたり、ベッドを少し持ち上げていたからです。
湯たんぽは、足の冷えには一番効果のある方法でした。なんとなく「古臭いな~」と思う方法でしたが、使い始めるようになってから「寒くて眠れない!」なんてことはなくなりました。
むくみに対しては、すぐに効果が出ることはなかったのですが、だんだんむくみが引いているように感じました。なので、妊娠中のむくみ対策としては、クッションで足を上げて寝るのが一番簡単で、すぐにできるのでおすすめです。
出産後もむくみが治らずに悩んだ私が伝えたいこと
カッチ(1983年生まれ/子供1人/元看護師&韓国在住)です。私は臨月に入ってから産後1ヵ月くらいまで、両足がむくみました。特に、両ふくらはぎから下にかけてむくみが酷かったです。
元々、あまりむくまない体質だったので、最初は「これがむくみか!」と不思議に思いました。臨月のころは、一日中座ってパソコン作業をしていました。座っていると、「もう足の皮膚に余裕がありません!」というくらい、皮が伸ばされている感覚になりました。
触わったり、立ち上がると痛みも感じましたが、歩くのが最も辛かったです。足に水が溜まっていて皮膚がすでに伸びきっているのに、そこに私の元々の体重+15kg増えた体重がかかるので、とても痛かったです。
運動しないと足の血流が良くならないとわかっていても、苦痛で歩けませんでした。動かないからむくみも酷くなるといった悪循環でした。そこで、私はむくみの解消と予防のために次の3つのことを実践しました。
1.足浴+足のマッサージ
寝る前には足浴をしたり、足をマッサージしましたが、気休めで全く効果を感じませんでした。主人もマッサージを手伝ってくれて、気持ちよかったのですが、目に見える改善はみられませんでした。
2.ゴム製のサンダルを履き続ける
むくみで靴が入らなくなったので、クロックスのようなゴム製のサンダルをずっと履いていました。時期的に5月で暖かかったので裸足でいられて良かったですが、「これが冬だったら・・・」と思うと恐怖を感じます。靴や靴下の締め付けすら辛かったと思います。
3.足を下にしない
座っているときはあぐらをかいて、なるべく足を下ろさないようにしました。寝るときは足の下にクッションを置いて、足を高くして寝ていました。ですが、苦しくてずっと仰向けではいられないので、足を上げていられる時間も短時間でした。
結局、妊娠中に「つらいつらい」と思いながらも、積極的にむくみ改善には取り組みませんでした。そのため、産後も1ヵ月はむくみに苦しみました。産めばむくみもスーッとなくなるものだと勝手に思っていたので、むしろむくみが酷くなっていることにショックでした。
なので、「もっと塩分管理をしたり、弾性ストッキングを着用しておけばよかったのかな」と思っています。
ちなみに、同じ時期に妊娠をしていた友人は、突然足に激痛が走って「下肢深部静脈血栓症の疑いで検査をした」と言っていました。私は幸いむくみだけでしたが、「これだけ血行が悪かったら私も危なかったな」と怖くなりました。2人目の妊娠では気をつけたいと反省しています。
妊娠中の単なるむくみと、妊娠中毒症の見分け方とは?
あきママ(1983年生まれ/子供5人/双子出産)です。私は妊娠5か月ごろから出産直前までむくみが続きました。主に足がむくんで、だんだん手→顔がむくむようになりました。
足がむくむと、1日中足が重たくてだるい感じがしていました。体重増加も注意されていたので運動しないといけなかったのですが、お腹が大きくなっていたので動くことがしんどくなっていました。そこに、足のむくみが加わって、なおさら動く気にはなれませんでした。
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私は真夏の妊婦だったので、暑さのためついつい水分を取りがちだったのですが、「こんなに飲んでしまうと夜になってむくんでしまうだろうな」と考えて、我慢することもありました。今思えば、赤ちゃんに良いことではなかっただろうなと思います。
一番ひどかったときは靴が入らなくなるくらいむくみました。普段22.5cm靴を履いている私ですが、外出時は主人の25cmサンダルを履いて出かけていました。友達と外出するときは、「みんなおしゃれなのに、私だけこんな格好で恥ずかしい」と思っていましたが、見た目ではなくて、とにかく履ける靴を履くしかありませんでした。
そんな私が実践したむくみ解消法は次の3つです。
1.タオルを足元に置いて、足を高くして寝る
夜寝るときには、足を高くして寝るようにしました。バスタオルや、タオルケットをぐるぐる巻きにして足元に置いて、その上に足を置いて寝るようにしました。
2.その日のむくみはその日のうちに
夏の暑い日でも、湯船にゆっくりつかってマッサージしたり、寝るとき用の靴下をはいたりして、その日のうちにむくみが少しでも軽減されるようにと考えていました。
3.「スリムウォーク」のレギンスを履く
妊婦用の着圧レギンスを履いていたのですが、妊娠後期になるとむくみもひどくなってきたので、「もっと圧が強いものがいいな」と思うようになりました。妊婦用はいくつか試してはみたのですが、締め付け具合が強くなかったので、妊娠前から使っていた「スリムウォーク」のレギンスを履くようにしていました。
妊婦用に作っている商品ではなかったので、お腹周りを締め付けては赤ちゃんにはよくないと思って、おなかの部分は折り返して着用していました。
そして、もう一つ伝えたいことがあります。普段の私は足と手だけむくみが出ていましたが、足のむくみがどんどんひどくなって、顔までむくんでくることがありました。「単に太りすぎかな」と思っていたのですが、医師に相談したら「妊娠中毒症が重症化しているサイン」と言われました。
なので、いつもと違うむくみを感じたら、医師に相談してみることも大切です。