妊娠中のマタニテイ旅行(マタ旅)ってするべき?どんなプランがおすすめなの?

最近は、妊娠中に旅行をする妊婦旅行のことを「マタニティ旅行(通称:マタ旅)」と呼んで、旅行会社がプランを提供するのも一般化してきました。そこで、妊婦旅行はどこへ行くのがおすすめなのか、どんな感想や体験をしたのか、そして、危険性や後悔も含めたマタニティ旅行の是非について考えてみました。

妊婦旅行ってするべき?おすすめ観光スポットは?

東京ディズニーリゾート


はらだひな(1988年生まれ/子供2人/身内に助産師)です。私はマタニティ旅行をオススメします。マタニティ旅行で楽しんだほうが日ごろのストレス発散や、家族との思い出作りにもなりますし、お産も頑張れる気がします(笑)

ただ、もちろん安定期に入ってから医師と相談した上でしたし、「万が一何かあったとき」にすぐ帰れたり、近くに病院がある場所を選びました。無理して遠出したりせず、行くとしても休憩を挟みながら「のんびり近場で旅行」の感覚で行くことが大切だと思います。

私は1人目は妊娠7ヶ月にときに、2人目は妊娠6ヶ月のときに、マタニティ旅行としてディズニーリゾートへ行きました。もともとディズニーリゾートが大好きで、産後はしばらく行けないし、「家族が増える前の思い出づくり」として行きました。

ディズニーリゾートまで車で片道3時間程度かかりますが、途中途中のサービスエリアに寄って休憩したり、エコノミー症候群予防のために車内で姿勢をこまめに変えたりしました。

ディズニーリゾート内でも、待ち時間が長いアトラクションには乗らなかったり、疲れたりお腹が張りそうなときは無理せず休憩しました。

マタニティ旅行は、体調や赤ちゃんの成長が順調であれば是非行ったほうが良いと思いますが、すぐ帰宅できそうな場所なのか、近くに病院があるかどうかなど事前に調べておくのもポイントだと思います!

鎌倉


こじかママ(1985年生まれ/子供3人/元看護師)です。私は特に妊娠中のトラブルがなく、健康体そのものでした。つわりがあっても、仕事で夜勤をこなすほどの自称スーパー妊婦だったと思います(笑)なので、気軽に旅行に行けました。

1人目の妊娠8か月で、鎌倉へ日帰り旅行をしました。

紅葉の時期だったし、2人で出かけられるのは最後だと思いました。出産でどれほどの出費が必要になるか不安だったので、泊まるお金は節約するために、日帰りで行ける鎌倉にしました

出産前の妊娠中の旅行は、本当にラクです!自分たちの荷物だけ考えて、自分たちだけが楽しめるところへ行けばいいのです。もう最高ですよ。

江ノ島


2人目の妊娠7か月で、江の島へ義理母と一緒に日帰り旅行をしました。

私自身の仕事も忙しくて、義理母も遠くの実家から遊びに来ていて、長くは滞在できなかったので日帰りで行ける江の島になりました。でも、水族館や大仏見物など、行けるところは行けたし、義理母も息子も大満足でした!おいしいものも食べれましたし、とてもいい思い出になりました。

霧島


3人目の妊娠7か月で、霧島へ1泊旅行をしました。

義理母が旅行をしたいといっていたので、実家から近い場所にしました。また、子供たちが楽しめるかも考えなければなりません。でも、自分たちもゆっくりしたいです。義理母もいたので、義理母も満足できるような場所も考えました。

結果、温泉旅行になりましたが、子供たちも楽しめて、それを見ていた私たちもうれしかったです。それに、妊婦だと、旅館やホテルの人も気を使って、食べ物の嗜好を聞いてくれたり、抱き枕のサービスがあったりで、得をしますよ。

ただ、出産はお金がかかります。旅行もお金がかかります。なので、状況を見て、体力があれば日帰り旅行にするだけでも十分楽しめます。それに、何人目を妊娠していてもマタニティ旅行は楽しいですし、いい思い出になります。

ちなみに、この記事を書きながら旅行した時の写真を見返しているのですが、「おなかおっきしい太ってるな~笑」と思いつつ楽しい思い出がよみがえってきて、ワクワクしてきます!8年経った今でも、思い出は色褪せません!

体力・気力・経済力に余裕のある人は、ぜひマタニティ旅行してみるべきです!

大阪


ヨカっち(1976年生まれ/子供4人/自宅出産)です。私は身体に問題点がなければ、当然マタニティ旅行に行っていいと思っています。妊娠したからといって、動けるのにずっと閉じこもっている必要はないと思います。身体と同じく、精神も健康でいたいですしね。

ただ、普通の身体ではないことを忘れてはいけません。昔、その意識が低かった私は、1人目の臨月に箱根旅行を計画したのですが、医師に話したらそれは止められました(苦笑)まあ、当たり前ですよね。「自分ひとりの判断では危険なこともある」と、勉強になりました。

まず最初は、1人目の妊娠3ヶ月のときです。旅行というより、好きなアーティストのライブに行くために、妹と大阪に行きました。

車で片道2時間ほどの近場に行っていましたが、妊娠3ヶ月で行った大阪はキツかったです。まだつわりが終わっていなかったので、新幹線や電車で気分が優れませんでした。

ライブや観光は楽しめたのですが、その後のマタニティ旅行は、つわりが終わってから8ヶ月の間にするようにしました。

栃木県の那須


2人目を妊娠7ヶ月の秋に、ダンナと2歳の長女と3人で栃木県の那須に行きました。

那須には、ダンナの会社の福利厚生で安く利用できるホテルがあり、そこに決めました。この旅は、ほかに比べると一番マタ旅らしいものでした。2人目が生まれる前に、長女との思い出をつくるための旅行でした。

葉山&斑尾高原


3人目妊娠6ヶ月で葉山の海水浴に、4人目妊娠5ヶ月で長野の斑尾高原へスキーに行きました。

この2つは、妊娠に関わらず毎年しているレジャーです。宿泊や道程はよく知っていて、あまり気負わずに行っていました。

安定期での旅行は、私の場合は多少お腹が重いくらいで、ほとんどいつもと同じでした。その点は、健康な妊娠で本当にありがたかったです。葉山では海にも入りましたし、斑尾高原では子供と一緒にスキーもしました。

でも、別に「自分が特別」というわけではなくて、海岸でもゲレンデでも、同じように楽しんでいる妊婦さん一家を見かけました。「みんな、ママになっても楽しい日々を送っているなあ」と、自分も元気をもらった気になってほっこりします。

「行っておかないと損」とまでは言いませんが、やはり旅行は楽しいものです。そしてベビーが生まれると、確かに旅行へのハードルはグッと高くなります。行くには行けますが、荷物も多いし、グルメもゆっくり楽しめなくなります。

それを考えると、マタニティ期間にしばしの旅納めとして行くのは、「断然アリ!」だと思います。

長野の黒部ダム、長野市内観光、岩岳ゆり園、松本城


なな(1989年生まれ/子供1人/元婦人科看護師)です。私は身体に異常がなく、臨月でなければ旅行へ行ってもいいと思います。産後はなかなか旅行に行けなくなるし、行けるときに行っておくべきです。

長野には毎年冬に泊まるペンションがあります。でも、冬になると子供が生まれてしまうので、妊娠8カ月ごろの夏に行きました。

妊娠もしているため、激しい遊びはできず、ゆっくり観光となりました。私は感染症を心配して宿泊先の大浴場にはいかず、部屋のお風呂で楽しんでいました。

あと、「妊婦さん歓迎」と言っているような宿泊先やプランを選びましたから、宿泊先で困ることはありませんでした。良いところでは、「食事で気を付けているメニューがあったら教えてください」なんて言ってくれるところもあるんです。

宿泊先はどうにかなりましたが、黒部ダムは大変でした。世間も長期連休のシーズンで、駐車場まで渋滞していて、駐車場からダムまですごい遠いところへ案内されてしまいました・・・。

どうなるかと思いましたが、たまたま通りかかった従業員さんが「こんなお腹でダムまで行けないよ~」と言ってくれて、黒部ダムに一番近い障害者用の駐車場まで案内してくれました。

自分では行けると思っていましたが、黒部ダム内も階段をいっぱい登らなきゃいけなかったし、駐車場から歩いたらきっと無理でした。声をかけてもらえてよかったと思っています。

伊豆アニマルキングダム、伊豆のカフェめぐり


妊娠9カ月ごろ行きました。長時間移動だと疲れてしまうので、県内にしようということで伊豆になりました。

あと、2人でする旅行の最後なので、今まで行った旅行で楽しかったところを選びました。

妊娠中の旅行は、困ったときに「妊婦なのでどうにかできませんか?」となかなか言いづらいですが、楽しい旅行にするには、周りの人の力を借りることも必要だなと感じました。

そういうちょっとしたことでも「妊婦様」などと言ってくる人もいるそうですが、必ず助けをくれる人がいます。旅行先で優しい人たちと会えただけでも、妊娠中の旅行はとてもいい思い出になっています。

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