立会い出産する?しない?出産してわかったメリット・デメリットはコレだ!

夫と実母、立ち会い時に本当に頼りになるのは実母説


立ち会い出産派
こじかママ(1985年生まれ/子供3人/元看護師)です。私は1人目は主人と実母に、2人目と3人目は実母だけに立ち会ってもらいました。

「夫にへその緒を切ってもらえる」と教えてもらったので、へその緒を切る体験なんてなかなかできないと思い、立ち合いしてもらうことにしました。それに、私のそばにいて「出産ってどんなものなのか見てほしい」という思いもあったし、主人も「もちろん立ち会うよ!」と意気込んでいたので、立ち会ってもらうことにしました。

2人目3人目は、主人は仕事で間に合わず、結果的に立ち合い出産できなかったのですが、実際には、実母がいてくれれば私は充分でした。なので、主人には「立ち会わなくていいよ」と伝えました。「しっかり働いて~」と伝えると、「いや、陣痛始まったら帰るから」と言われました。立ち会いたかったのかな?笑

メリット:出産経験のある母のサポートは効果バツグン

実母がそばにいてくれて本当に良かったです。腰が痛くなって来たらさすってくれたし、大丈夫な時は話をして気を紛らわしてくれました。本人も出産の経験があるから、どうしてほしいかすごくよくわかるようです。

本格的に陣痛が始まると、飲み物を取ってくれたり、手を握ってくれたりしました。それが一番心強くて、本当に安心しました。「ピンチの時は、本当に母だな、母って偉大だな」と思いました。2人目も3人目も、母がへその緒を切ってくれました。先生に切ってもらうより、うれしかったです。

デメリット:主人が何の役にも立たなかった

主人が立ち会っていた時に、先生と助産師さんがケンカを始めてしまいました。分娩の進み方の考え方の違いか何かで。私は初めての出産で痛すぎてそんなのどうでもよかったのですが、主人はしっかりその言い合いを聞いていて、私が痛みで苦しんでいるのは全然気にしてくれず・・・。

汗もかいていないのに、タオルで顔をこすったりして「やめてくれ~」と心で思っていたけど、痛くて言えず。結局、ゆっくり分娩を進めたせいで胎児心拍が低下して、仮死状態で生まれてきてしまって、へその緒も切れず。

実母も看護師なので、ある程度の緊急事態は冷静に見ていられるのですが、主人は私なんかそっちのけでした。母は私のことを気にしてくれていましたが、緊急事態だったため、母も主人も退室させられました。20分後にきちんと泣いて元気に蘇生しましたが、正直「主人には立ち会ってもらわなくていいや」と心の底から思いました。

後日談:「心のどこかで絶対死なないって思ってた」

主人は「大変そうだったけど、無事生まれて良かったね~」って。「他に思うことなかったんかい!」って思いましたが、その程度だったんだなとがっかりしました。
母は、「仮死状態で本当に恐ろしかったけど、心のどこかで絶対死なないって思ったんだよね。実際元気に泣いてたし。あんな思いは2度としたくないけど、孫は可愛いね」と言っていました。

まとめると、立ち合い出産をするなら、一緒に立ち会ってくれた人に何かを感じてほしいと期待しすぎないことです。何があっても出産している母(自分)のことを思ってくれる人を立ち会わせたほうがいいと思いました。

よくありがちな感動的な立会い出産をイメージしている人へ


立ち会い出産派
はらだひな(1988年生まれ/子供2人/身内に助産師)です。私は主人に立ち会ってもらいました。本当は立ち会いはするつもりではなかったのですが、私が破水して入院となってしまいました。入院の荷物を届けに来た主人が、ベテラン助産師に無理やり立ち会いをすすめられて、あれよあれよと立ち会い出産になってしまいました(笑)

メリット:助産師がいない時間帯に頼りになる

一人で産む気でしたが、いざ出産となるとそばに主人がいてくれたのは安心感がありました。それに、陣痛中は助産師さんが付きっきりではないので、助産師さんがいないときは主人に腰をさすってもらったり(決して上手ではなかったですが)、水分補給してもらえたりと、こちらの要望にすぐ対応してもらえたのが良かったです。

デメリット:痛すぎて、イメージと全然違った

妻が必死に産むときに、横で主人と手を繋ぎながら励まされながら出産・・・みたいなのがイメージでありました。ですが、そんな感動的なものでは無かったです(笑)

まず、産まれる間際は痛みに耐えるのに必死ですし、主人に「頑張って」と言われた際は、「頑張っとるわ(怒)」と鬼の形相で言った記憶があります。手なんてきっと繋いだらへし折っちゃいそうなくらい、力も入ってました。立ち会い出産のときは、私は必死で主人はほぼ無言でした(笑)

後日談:「意外と静かに産んだね」

主人に後から「どうだった?」と聞くと、「血がすごかった」とか「意外と静かに産んだね」とか、そんな感想でした(汗)命の産まれる感動的な瞬間は、彼にとったら実況的な感想でした(笑)

結局、立ち会いを希望しない派だった私ですが、実際に立ち会い出産したことは良かったと思います。主人にイラつく時もありましたが(笑)、やはりいてくれると安心感があって心強かったです。

立ち会い出産を2回経験した旦那の本音


立ち会い出産派
ちゃみっこ(1976年生まれ/子供3人/調理師)です。私は1人目と2人目の時、旦那に立ち会ってもらいました。初めての出産のときは不安でしたし、旦那にとっても記念になると思ったからです。旦那も少し怖がってはいたものの、覚悟を決めて、「やる!」と言っていました。

メリット:旦那がいたから耐えられた

陣痛が来るたびに励ましてもらったり、手を繋いでもらったことがとても心強かったです。旦那がいなければ耐えられなかったと思います。

分娩台に乗って、「いざ、出産!」となったときにはほとんど私の意識がありませんでした。旦那が横にいたのもほとんど覚えていないのですが、「頭が出てきたよ!」とか、「髪の毛見えてる!」とか、旦那の声に励まされたことはうっすらと覚えています。

デメリット:励ましは、イライラと表裏一体だった

出産のときはもっと夫婦で一緒の感動があると思いました。しかし実際は出産の瞬間は辛すぎて、かえって旦那が邪魔に思えてしまいました。励ましが嬉しい反面、「苦しいのに話しかけられても集中できない!」と、イラ立ちのほうが強かった気がします。

後日談:「正直、俺いなくてもいい感じだったよね?」

「子供が出てくる瞬間が見られて良かった。感動した!」と喜ぶ反面、「産まれるときあまりに辛そうで見ていられなかった。正直、俺いなくてもいい感じだったよね?次は立ち会いしなくてもいいや・・・。」と、少し引きぎみでした。

怖がりなので、そういう場面が苦手なようでした。なので、2人目のときの立ち会いは陣痛の間のみで、出産時には外で待ってもらいました。

そんなわけで、陣痛室で陣痛を耐えているときは、とても苦しいので誰かに付き添ってもらわないと耐えられなかったです。ですが、分娩台に乗ってからは逆に1人のほうが集中できると感じたので、立ち会いはしなくていいと思いました。

最後は、立ち会い出産をしなかった場合の出産体験談です。

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