里帰り出産する?しない?経験者が語るメリットとデメリット

初産でも里帰り出産をしなかった5つの理由


自宅+サポート育児派
カッチ(1983年生まれ/子供1人/元看護師&韓国在住)です。私が里帰り出産をしなかった理由は、5つあります。

1.母親が日本からヘルプに来てくれることになったから

1つ目は、産後に母親が日本からヘルプに来てくれることになったためです。産褥院を退院する日に合わせて、母親が日本から3週間ヘルプに来てくれました。1ヵ月健診(産後の床上げ)までは母親の手が借りられるようになったので、里帰りする必要はないと判断しました。

2.私の実家が遠すぎて主人が来れないから

2つ目は、主人が産後にひとりで私の故郷までたどり着けないと思ったためです。私の実家は北海道の片田舎にあります。実家は飛行機で空港に来てから、特急列車で3時間、それからバスや車で1時間のところにあります。

日本語のできない主人が、英語も通じない片田舎に一人では来られないだろうと思いました。主人が往復する費用を考えても、里帰りはできないと思いました。

3.主人に分娩と育児に参加してもらいたかったから

3つ目は、主人に分娩の過程をしっかり見てもらい、出産直後から育児に参加してもらいたかったためです。

里帰りをすると、先述したように実家が遠いため、予定日前に「生まれる!」となってしまったら、主人がすぐに出発しても分娩までに間に合わないと思いました。主人には、分娩の過程をしっかり見て、サポートしてもらいたかったので、間に合わないと困ると思いました。

4.産後調理院に入院してみたかったから

4つ目は、韓国の「産後調理院」に入院してみたかったためです。韓国では、ほとんどの産婦さんが産後調理院という入院施設に入院します。新生児室で小児科医のもと赤ちゃんを見てくれたり、母乳育児の相談から乳房ケアをしてくれたり、何かあればすぐに受診ができるなどのメリットが多くて、私も一度入院してみたかったのです。

値段は、2週間で25万円以上とかなり高いですが、貯金を崩して入院しました。また、入院中は、主人以外の入室ができないのでゆっくり休むことができました。

5.ソウルの大学に在学中だったから

5つ目は、論文執筆中でソウルから離れることが難しかったからです。妊娠中に大学院最後の学期を迎えていました。妊娠中ずっと論文を書いていて、出産予定日前後が最終段階に入るところでした。里帰りをすると、論文提出ができなくなり、卒業が遅れてしまうので、韓国で出産することにしました。

結果:夫も育児に参加できて、母も私も負担を軽減できた

母がヘルプに来てくれて一番良かった点は、母の手を借りながら、主人も育児に参加できるところです。主人は、母がいることで気をつかったと思いますが、残業の多い会社なので仕方ない部分と、母が来てくれて自分の負担も減って助かった部分があったと思います。

私が実家に里帰りすれば、母は父や祖母のこともケアしなければなりません。ですが、母が単身で私の自宅に来てくれたので、母も私と娘に集中することができました。母にも余裕ができて、母娘プラス孫娘の時間を満喫することができました。

例えば、午後3時には娘を寝かしつけて2人でカキ氷を食べることが日課でした。また、母は娘を抱きながら寝かしつけた状態で、ドラマをゆっくり見ることができました。私はその間に論文を書くことができました。

そして、もし里帰りしていたら、自宅に帰ってから新たな生活パターンをつくる必要があったと思います。でも、母が自宅に来る場合は、築いた生活パターンから母が抜けるだけなので、大きなギャップを感じずに済みました。

母と一緒にしていたことを主人としたり、一人でできることはすぐに対応できました。ただ、母が帰るときは、「新たなスタート!」という感じより、「ぽっかり穴が開いた」ような感じで、すごく寂しくはなりました。

まとめると、旦那さんが育児に参加できて、家族のヘルプが受けられるのであれば、里帰りをしなくても良いと思いました。むしろ、旦那さんと深い思い出が作れるはずです。

里帰りできないことは、長期的に考えるとメリットが大きい


自宅育児派
あきママ(1983年生まれ/子供5人/双子出産)です。長男の妊娠時、私の母は闘病中で、父も単身赴任で家にはいなかったので、初めから「里帰り出産する」という考えはありませんでした。

それに、私の地元には分娩できる施設が数件しかなくて、里帰り出産を受け入れてもらえる病院までは隣の市に行かなくてはいけませんでした。今住んでいるところは、分娩できる施設も多いですし、保育園も産前産後数ヶ月で入園できて、上の子たちも預かってもらえます。安心して出産できる環境だなと考えて、里帰り出産はしませんでした。

デメリット:自分の体調が悪くなったときの対応が大変

苦労はたくさんあります。1人目の出産、育児はすべてが始めての体験だったので、近くに相談できる人がいないのは精神的にとてもつらかったです。母に電話をして相談に乗ってもらうことはできましたが、やはり母もその場にいないので、どうアドバイスしたらいいのか電話だけではなかなか難しかったようです。

一番大変だったのは、自分の体調が悪くなったときです。特に、自分自身が嘔吐下痢になったときは大変でした。子供たちにうつさないように隔離したほうがよかったのでしょうが、母親の姿が見えないと泣く子供たちだったのでそれはできませんでした。

嘔吐物はすぐに処理をする、汚れたものはすぐに洗濯する、掃除はこまめにする・・・これだけのことを体調が悪い時にこなすのはとてもしんどかったです。でも、「子供たちにうつしてはいけない」と、なんとか気持ちを奮い立たせて動いていました。

幸い、子供たちにはうつらなかったのですが、こういう時は里帰りをして身近に助けてくれる人がいたらいいなと思いました。

メリット:育児にノータッチだった夫が協力的な夫になった

里帰りできないので、私が入院中は必然的に、家のことや上の子たちのことを主人がすることになります。普段、夫は家のことや子供のことにはほとんどノータッチだったので、私がいないときは大変だったようです。頻繁に「これどうしたらいい?」と電話がかかってきました。

でも、家事育児を一人でこなすのがどんなに大変か、私が出産で入院するたびに実感できたようで、主人は子供が増えるにつれて協力的になっていってくれたよう思います。

そのため、里帰りができないことは、育児に協力的な旦那さんに育てられるチャンスだと考えてみてください。産後は大変な時期ですが、夫婦2人で乗り切ることができれば、これからの子育てへの自信につながりますよ。

最後は、里帰りと自宅の両方を体験した上で、どちらが良いのか結論を出します。

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