旧プレミン(販売期間:2017年2月14日~2018年2月13日)のレビュー

※この記事は、2017年2月14日~2018年2月13日まで発売されていた旧プレミンのレビューです。2018年2月14日発売の新プレミンのレビューは、別記事にまとめています。「新プレミンのレビューはこちら

 

~旧プレミンの記事ここから~

ゲンナイ製薬株式会社の「プレミン」は、2017年2月13日で販売終了した「プレミンママ®」のリニューアル版です。「プレミンママ®」は葉酸が180μgしか入っていなくて、レビュー対象にすらならなかった商品でした。

そんなプレミンママ®に代わって、2017年2月14日に発売開始したのが今回レビューする「プレミン」です。プレミンは楽天やAmazonでは販売していないため、リアルガチな購入者の口コミが見当たりません。そこで、サプリメントアドバイザーの私が実際に購入して、プロの視点で厳格にレビューしていきます。

宅急便にするか、ポスト投函にするか、選べるのが便利

注文→到着→梱包の配慮星4.5個4.5

プレミン到着
平日の夜に注文して、4日後に届きました。ちょっと遅い気もしますが、「ポスト投函(ネコポス)」を希望したので、このくらいの日数になります。宅急便での配達を希望していればもっと早く到着しますが、ポスト投函希望でしたので不満はありません。

清潔感のある白ボール紙(硬い紙の封筒)でかさばらず、商品名の記載もなくて中身がわからないように配慮されています。

ちなみに、封筒に描かれているキャラクターは、電気ウナギのうな子さんです。プレミンを販売している「ゲンナイ製薬」は、エレキテル(静電気発生装置)を作った「平賀源内」に由来しているので、電気ウナギがマスコットキャラクターになっています。

プロの辛口評価

何を買ったのかわからないようになっています。宅急便にするか、ネコポス(ポスト投函)にするか選べるのも良いと思いました。共働きで家に不在がちでも安心です。

やや厚みが気になるけど、無味無臭で不快感ゼロ

飲みやすさ(粒の大きさ、ニオイ、味)星3.5個3.5

プレミンパッケージ表

プレミン手のひら

粒の色はグレーです。なぜグレーなのかはのちほど詳しく解説しますが、他社の葉酸サプリにはない高価な原材料を多く使っているからです。正直、見た目はキレイとは言い難い色ですが、これは着色料で色付けしていない自然な色である証拠です。

プレミンvsベルタ
プレミンの厚み

ニオイ
ありません。無臭です。これならニオイに敏感なつわりの時期でも安心です。

大きさ
直径0.9cm、厚みは0.6cmまではいきませんが、0.5cmをわずかに超えていて、0.55cmくらいです。ベルタ葉酸サプリよりわずかに厚みがあります。この厚みの理由は、後半で解説します。ただ、2つをよ~く比べると、プレミンのほうが粒の角の部分が丸くなっているのがわかります。カドを丸くして、のどを通りやすいよう配慮されています。


ベルタと違って、口に入れても粒の表面のツルツルした感じが続いて、すぐに溶け出すことはありません。そのため、舌に乗せても鉄の味はほとんど感じず、「若干の渋みがあるかな?」程度の味でほとんど気になりません。唾液ですぐに溶け出さない分、粒の厚みや丸みを感じるのどごしです。

ちなみに、プレミンのパッケージは開封口に切れ込みが入っていて、そのまま手で切ると「切り口が段差になる」のが隠れメリットです。

奥側のほうが長く残ることで、「開封する時に指が入らなくて毎日イライラする!」という、パウチタイプのサプリあるあるを回避できる配慮がされています。

プロの辛口評価

味やニオイの対策はバッチリなので、不快感は感じません。ですが、粒にやや厚みがあるため、サプリを飲み慣れていない人は慣れるまで飲み込みにくさを感じるかもしれません。

ゲンナイ製薬株式会社と上山永生社長は信頼できるのか?

会社・代表者の信頼性星4.5個4.5

2009年6月に設立されたゲンナイ製薬株式会社は、会社名に「製薬」が付きますが、医薬品ではなくて、化粧品や医薬部外品を製造・販売する会社としてスタートしました。ここは紛らわしいので減点しておきます。

サプリはOEMで簡単に作れてしまうため、実態の掴めない会社が作っていることはよくあります。ですが、ゲンナイ製薬は社会的な認知度も何気にあります。TOKYO MX「5時に夢中!」の月曜日(マツコ・デラックスさん出演日)でCMを流していたり、2015年、2016年の大晦日の魔娑斗選手の試合でも、リング広告で会社名が映っていました。

↑実際に放送されているTVCM

最近では、「菅田将暉のオールナイトニッポン」「星野源のオールナイトニッポン」のスポンサーとしても名を連ねています。

「プレミン」以外の商品として、かゆみ肌向けのクリーム・石鹸「もうかかん®」、妊活サプリ「プレグルCB-1」、幼児用地下足袋「FUMFUM」が看板商品です。ゲンナイ製薬は、複数の成分をひとつにまとめて「酵素PL-31®」「ミネラルCB-1®」など独自の名称を付けて、商標を取得するのが特徴的な会社です。

このやり方は、サプリメント業界ではあまり見かけませんが、化粧品業界では一般的です。むしろ、独自成分が入ってないと「企業努力が足りない」と感じてしまいます。そういった意味でも、テキトーにOEMで売っているサプリ販売会社とはひと味違った印象を受けます。

また、個人情報の漏洩対策として「プライバシーマーク」を取得しています。当サイトでレビューしてきた葉酸サプリの中で、プライバシーマークを取得している企業は「大塚製薬株式会社」「ピジョン株式会社」たった2社しかありませんでした。消費者保護にお金をかけているのが見て取れます。

代表は上山 永生(うえやま ひさお)さん。上山さんは元・吉本興業の芸人さんです。小藪一豊さんや「あたりまえ体操」のCOWCOWと同期です。「授業中の教室にハチが入ってくると盛り上がる」というあるある漫才で一世を風靡・・・できなかった「コッキー」というコンビでツッコミを担当していました。

BIG tomorrow(2017年10月号)では、「毎日大股歩きで通勤している社長」として登場していました。

上山 永生

↑プレミンの花柄パッケージは「大股通勤中にみつけた生花店にデザインを依頼した」という裏話も載っていました。

上山さんの原点は、実家の中華料理店を手伝っていた幼少期にあります。お客さんに笑顔で「ありがとう」と言われることがどれだけ嬉しいことなのか、子供のころから染み付いているのです。芸人になったのも「人を笑顔にしたいから」です。実際、上山さんはこんなことを言っています。

会社は利益がなければ前へ進むことができません。でも、利益はあくまでも皆様に笑顔を届けるための手段であり、目的ではありません。売り上げは二の次、三の次。ですが、周りは利益が目的の社長さんが多くて、この話をしても理想論だと一蹴されます・・・。

上山さんのこれまで歩んできた人生を見る限り、「一人でも多くのお客さまを笑顔にしたい」という言葉は上っ面ではなくて、幼少期から体に染み込んだ本心から来ているものだと感じられました。

それは、プレミンの摂取期間を「出産まで」と記載していることからも伺えます。他社は、少しでも長く継続して買わせようと、「出産後(授乳中)も続けて飲むように」と推奨しています。ですが、妊活・妊婦向けのサプリは、授乳中だと栄養バランスが悪いのです。「利益目的ではない」というのは、この販売姿勢からも見てとれます。

プロの辛口評価

代表者のメッセージが自身の人生経験に紐付いていて、説得力があります。「自分たちさえ稼げればいい」という会社とは違って、消費者の満足度を最優先にしている会社です。

GMP工場のワンランク上をいく「NSF GMP」工場で製造

製造・検査体制星5個5.0

プレミンの製造・品質は、他社と決定的に違うことがあります。それは、「NSF(National Sanitation Foundation)GMP」認証工場で作られていることです。

NSF GMPとは、WHO(世界保健機関)の協力機関である「NSF International」という国際的な第三者認証機関のお墨付きをもらった工場のことです。日本のGMPよりもNSF GMPのほうが審査基準が厳しいので、必然的に品質や安全性も高くなります。

わかりやすく例えるなら、GMPが大学の世界ランキングで第39位の東京大学、NSF GMPが世界ランキング第6位のハーバード大学みたいなものです。東大は日本の最高学府ですが、世界で戦えるレベルにあるのかというと、まだまだ高い壁が立ちはだかっています。

ですが、製造工場界のハーバード大学・NSF GMP認証工場で作られているということは、世界で勝負できる製造・管理体制である証です。実際に、通常のGMP認証工場だと使用できる原材料でも、NSF GMP認証工場だと「製造NGです」と断られることもあるくらい厳しいです。

もちろん、放射性物質、ヒ素、残留農薬、重金属(鉛)の検査もクリアしていて、日本食品分析センターの分析試験成績書も販売サイトで確認できます。

プロの辛口評価

GMPのワンランク上をいくNSF GMP認証工場で製造されていますので、商品の品質や正確性、安全性は世界レベルの高さです。

消費者がもっとも気になる「原産国」をすべて開示

原材料、添加物の信頼・安全性星5個5.0

プレミン原材料

澱粉、食用精製加工油脂、酵母(ビタミンB6含有)、貝カルシウム、ヘム鉄(豚由来)、酸化マグネシウム、ビタミンC、ピロリン酸第二鉄、光沢剤、ビタミン、B2、ビタミンB1、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12

澱粉(でんぷん)
じゃがいもを潰して水を加えると、白い粉が沈殿します。これがいわゆる「澱粉(でんぷん)」です。植物の光合成によって作り出される天然のエネルギー源(炭水化物)です。この「でんぷん」の文字の前に「加工」が付いた「加工でんぷん」は、化学合成物質が色々と添加されていて問題なのですが、この純粋な「澱粉」は何ら問題ありません。

食用精製加工油脂
エレビットはぐくみ葉酸でも使われていて、トランス脂肪酸が含まれている疑いがあります。ですが、ゲンナイ製薬に問い合わせるまでもなく、販売サイトに「トランス脂肪酸ゼロ」の記載がありましたので、安心です。

ヘム鉄(豚由来)
ヘム鉄を配合している点が、他の葉酸サプリとの大きな違いです。プレミンの粒の色が黒っぽい色をしているのは、このヘム鉄が由来しています。

鉄は、肉や魚などのタンパク質と結合した「ヘム鉄」と、野菜や大豆に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。ヘム鉄と非ヘム鉄は、吸収率が大きく違います。ヘム鉄はそのままの形で吸収されるのですが、非ヘム鉄はそのままの形ではほとんど吸収されません。ビタミンCの同時摂取が必須となります。

また、サプリや医薬品に使われる鉄のほとんどが非ヘム鉄ですが、野菜や大豆由来ではありません。安く作れる「合成の鉄(無機鉄)」です。鉄がむき出しの状態のため、体内の通過時にムカムカや、毎朝スッキリしない原因になります。

一方、ヘム鉄は動物由来、いわゆる天然の鉄です。天然の鉄は「ポルフィン」という有機化合物に囲まれているため、ムカムカや毎朝スッキリしない原因になりません。ですが、赤身肉からヘム鉄を過剰摂取した場合は、別の健康トラブルも報告されています。(そりゃ肉ばかり食べたら当然だろ思いますが・・・)

なので、一部で「ヘム鉄は過剰摂取の心配がないから、吸収率の高いヘム鉄を選びましょう」的な情報が出回っていますが、ヘム鉄も過剰摂取にならないように注意が必要です。

その点、プレミンはヘム鉄の過剰摂取にならないように「ピロリン酸第二鉄(非ヘム鉄)」も入っています。ヘム鉄・非ヘム鉄、どちらに偏ることもなく、2種類の鉄をバランス良く摂れて理想的です。

酸化マグネシウム
マグネシウムは、人体に必要な必須ミネラルのひとつです。酸化マグネシウムは、医師が毎朝のスッキリ対策として、妊婦さんに処方する「マグミット」にも使われています。マグネシウムはカルシウムの吸収を助けてくれる役目もあります。

高用量の酸化マグネシウムを飲むのは注意が必要なのですが、プレミンの配合量は安全圏内です。むしろ、妊娠中に不足する分をちょうど補ってくれる量になっています。配合量については、このあとの成分分析パートにて詳しく解説します。

光沢剤
サプリを光沢のある層で覆うことで、ニオイを抑えてくれます。また、湿気対策にもなって、品質の劣化も防いでくれます。光沢剤は何を使っているで評価は変わりますが、プレミンは「シェラック(セラック)」を使っています。シェラックは、AFC葉酸サプリ小林製薬の葉酸 鉄 カルシウム日本ダグラスラボラトリーズの葉酸でも使われています。

カイガラムシから抽出したラック色素をさらに抽出したものです。「ムシ」と聞くとイメージ的に気持ち悪いかもしれませんが、健康に害がある報告は挙がっていません。安心して良い原材料です。

以上、問題となるような原材料は使われていませんでした。

そして、プレミンの原材料は注目すべき「視点」があります。それは原材料の「原産国」をすべて開示している点です。他社では、原材料の最終加工国は表示しても、消費者が一番知りたい「原産国」は開示してくれないことがよくあります。なぜなら、原価の安い中国産を使っている場合、どうしてもイメージが良くないからです。

一方、ゲンナイ製薬は、中国産を使っていないため、堂々と原産国を開示しています。この記事を書いている時点で、日本で売られている葉酸サプリ(葉酸400μg以上配合)は78商品あります。その中で、添加物も含めた原材料の「原産国」と「最終加工国」どちらも開示している葉酸サプリは、たった3商品しかありません。

そのうち2商品は当サイトではレビューしていません。栄養成分がおすすめできるに値しないからです(いずれ時間があったらレビューします)。ですので、原材料の「原産国」と「最終加工国」どちらも開示している葉酸サプリは、実質プレミンだけです。


プロの辛口評価

最終加工国だけでなく原産国も全て開示していて、ヘム鉄と非ヘム鉄も同時に摂れる葉酸サプリは、市場で売られている葉酸サプリ78商品中、プレミンだけです。

非ヘム鉄100%サプリからの卒業「ヘム鉄」ブレンド型

配合成分の過不足星5個5.0

プレミンは鉄が15mg配合されていますので、妊活開始から出産まで使える葉酸サプリとしてチェックしていきます。推奨量の( )内は妊娠初期、中期、後期の量。
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プレミン 推奨摂取量 平均摂取量 耐容上限量 判定
葉酸(μg) 400 640(640、480) 243 1000
ビタミンB6(mg) 1.4 1.2(1.4) 0.95 45
ビタミンB12(μg) 2.8 2.4(2.8) 4.3 なし
ビタミンC(mg) 100 100(110) 69 なし
鉄(mg) 15 6.5(9、21.5) 6.5 40
カルシウム(mg) 250 650(650) 430 2500
マグネシウム(mg) 100 330 211 なし

成分配合はほぼパーフェクトです。

葉酸はモノグルタミン酸型葉酸100%です。葉酸と協力関係にあるビタミンB12、葉酸を活性型にしてくれて、鉄の吸収も助けるビタミンC、葉酸と一緒に摂ると良いビタミンB6もきっちり配合されています。カルシウムも250mgで葉酸サプリの中でトップクラスです。

ここまでは、他の葉酸サプリとの大差はありません。プレミンの注目成分は次の3つです。

マグネシウム
マグネシウムの30代女性の推奨摂取量は、290mg+妊婦の付加量40mg=1日330mgです。ところが、30代女性は食事から平均211mgしか摂取できていません。20代の女性だとさらに少なくて192mgしか摂取できていません。

そこで、プレミンの出番となります。マグネシウムはカルシウムとのバランスが、2対1の割合で摂取するのが理想です。250mgのカルシウムに対して125mg入っていると、食事の不足分も含めて完全に補完できます。

プレミンのマグネシウムは100mgなので、「あと25mg足すべき!」・・・と言いたいところですが、酸化マグネシウムは多く摂りすぎても問題となります。

なぜなら、医師に高用量(1,980mg)の酸化マグネシウム(マグミット)を投与された人が、2012年~2015年の3年間で4人亡くなっているデータも存在するからです。そのため、厚生労働省は「必要最小限の使用にとどめること」と言っています(参照PDF)。なので、むしろ100mgにとどめていて良かったです。

もちろん、これは普通の人なら過度な心配はいりません。マグミットは年間1,000万人もの人が使用しています。妊娠中に処方される人も多いです。3年間で4人ということは、3,000万分の4の確率ですから、0.000000133%です。限りなくゼロです。

しかも、4人中3人が65歳以上の高齢者です。当然ながら、妊娠中にマグミットを飲んで亡くなった人なんて一人もいません。完全に0%です。また、マグミットの最小量は1錠200mgです。一方、プレミンは4粒で100mgです。マグミットの最小量のさらに半分です。

そもそも、マグネシウムは人体に必要な必須ミネラルです。毎朝のスッキリ対策としても重宝する栄養素です。病院でも妊婦さんにおすすめされることもあります。普通の食事だけでは妊婦の推奨摂取量に119mg足りていませんので、プレミンで100mg補うことで推奨摂取量にかなり近づくことができます。

なお、マグネシウムには食事での耐容上限量はありませんが、サプリから摂取する場合は1日350mgまでが耐容上限量に定められています。プレミンはその1/3以下の100mgですので、安心して大丈夫です。

●鉄
次に注目すべきは、やはり鉄です。15mg入っていますので、妊娠中期以降にも対応しています。しかも、15mgのうち8mgがヘム鉄由来、7mgが非ヘム鉄由来という配合バランスの良さです。

本来、ヘム鉄も非ヘム鉄もバランス良く摂りたいところですが、通常の食事では、非ヘム鉄が鉄摂取量の8割以上を占めてしまっています。サプリは「食事では足りない分を補う」という目的を考えると、食事では摂取しにくいヘム鉄も摂れるプレミンは、サプリの本来の役割を果たしています

(もし、このプレミン独自の鉄の配合バランスを他社がマネしたら、「模倣パクリサプリ」として糾弾します)

15mg中8mgがヘム鉄になっていることで吸収率も高くなって、体にもやさしいです。吸収率の低い残りの非ヘム鉄用に、吸収を助けてくれるビタミンCもしっかり入っています。妊娠初期に気になるビタミンAが含まれていないことも、ゲンナイ製薬に確認済みです。

なお、栄養素としてヘム鉄を8mg摂るには、400mgものヘム鉄原料が必要になります。これがプレミンの粒に厚みがある理由です。

●ビタミンD
3つ目の注目ポイントが、ビタミンDです。一部で「ビタミンDは脂溶性ビタミンだから、摂らないほうが良い」みたいな情報が出回っていますが、あまりにも短絡的な考え方です。イギリスでは2016年7月から葉酸と並んで、政府がサプリでの摂取を推奨するようになったくらい重要な栄養素です。(参照:PHE publishes new advice on vitamin D – GOV.UK

1歳以上の子どもと成人(つまり、新生児以外の全国民。もちろん妊婦も対象)で、特に秋から冬は、1日に10μgをサプリで摂ることを推奨しています。イギリスで妊娠したことがある人なら、医師からビタミンDの摂取をすすめられた人も多いはずです。

一方、日本はアメリカと同じ「15μg」から日光による体内生成分「7.5μg」を引いた、7.5μgが「食事から」必要な数値とされています。ですが、「日照時間の信頼できるデータがない」との理由で、食事からは目安量「5.5μg」と少なめの設定になっています。

30代女性は食事からの平均6.0μg摂取できています。目安量は超えています。ですが、これだけでは不十分で、紫外線を浴びて別途生成しなければいけません。そのため、日光を浴びる機会の少ない人は「目安量よりも多い摂取量が望ましいかもしれない」というのが国の見解です。(参照:日本人の食事摂取基準

その点、プレミンには7μg配合されています。日光による体内生成分「7.5μg」をほとんど満たすことができます。耐容上限量は100μgなので、食事(6.0μg)と合わせても過剰摂取の心配はありません。当サイトの「評価A-」以上でビタミンDを配合しているサプリは、mitete葉酸サプリとプレミンだけです。


プロの辛口評価

「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」のコンボで、鉄の需要が高まる妊娠中期・後期に特に重宝します。ビタミンDや、カルシウムとセットで摂りたいマグネシウムも入っていてバランスが良いです。

初回から割引クーポン利用可能&二段階返金保証付き

価格と内容量の妥当性星5個5.0

単品購入で5,980円(税込)、定期購入だと3,880円(税込)で、LINE登録をするとさらに100円引きで3,780円になります。LINE登録というのは、友だち登録をするとクーポン番号が自動で送られてきて、それを注文フォームのクーポンコードに入力すると割引が適用される仕組みです。

ママニック葉酸サプリと同価格になって、ベルタ葉酸サプリよりも200円安いです。また、他社は120粒(1日4粒で30日分)ですが、プレミンは124粒で31日分になっているのもポイントです。それでいて、「6回継続が条件」などの定期縛りもありません。購入者マイページのお問い合わせフォームからいつでも定期配送をストップできます。

原材料は、激安の中国産原料は一切使っていません。逆に、非ヘム鉄の10倍の原価がかかるヘム鉄を使っています。栄養とは関係のない美容成分は排除して、原材料の質を高めて、他社と同じ価格帯(むしろ、若干安い)を実現しています。

そして、安心の返金保証も付いているのですが、ここも他社と違いがあります。「二段階返金保証」になっているのです。最初の返金条件が「購入から20日間以内」です。ママニックの15日間、はぐくみの10日間よりも長いです。返品時は「着払い」でOKなので、返品送料もゲンナイ製薬が負担してくれます。

通常なら、返金保証はここで終了です。ところが、プレミンは定期2回目以降でも返金に応じてくれます(この場合の送料は自己負担)。たとえば、初月は特に不満もなくても、2ヶ月目になって「どうも私には合わないっぽい」と感じる可能性もゼロではありません。

そんなときに、定期購入を中止できるのはもちろんですが、返金にも応じてくれるというわけです。この二段階返金保証を取り入れている葉酸サプリは、プレミンだけです。唯一、ベジママに「無期限返金保証」が付いていますが、ベジママは定期2回目から値上がりします。値上がりしますが、返金保証は値上がり前の価格が対象です。

一方、プレミンは2回目以降も価格は変わりませんので、無期限返金保証のベジママよりも、二段階返金保証のプレミンのほうが保証額が上回ります。よほどのことがない限り、返金に至ることはないと思いますが、至れり尽くせりな保証体制で安心して購入できます。


プロの辛口評価

原価の高い原材料を揃えていますが、美容成分を排除したことで、他社に見劣りしない価格帯を実現しています。定期縛りもなくて、万が一の返金保証は実質無期限なので、じっくりお試しできます。

プレミンの購入前によくある質問にお答えします

質問:プレミンMenに葉酸が入っていません。他の葉酸サプリを買ったほうがいですか?

■相談者:39歳、妊活6ヶ月目、妊娠・出産経験なし

30代後半で妊活を始めて、自分で選んだ葉酸サプリを2回購入して飲んできたものの不安になって、色々なサイトを探しているうちに葉酸サプリクラブに出会いました。このサイトでオススメのプレミンを購入しようと思っておりますが、1つ相談させてください。

主人の状態もよろしくなかったため、一緒に葉酸サプリを飲もうと思って、2人で飲める葉酸サプリを探していました。プレミンは男性用があるものの、男性用には葉酸が入っていないようで、どうしたらよいのか・・・と悩んでいます。

主人用には他の葉酸サプリも飲んでもらうか、プレミンを購入して同じものを2人で飲むかなどで悩んでいます。何か良い方法はありますでしょうか?

回答:飲む必要がないから、入れていないのです。

「男性も妊活中は葉酸サプリを飲みましょう」……こんなトンデモ情報に騙されていませんか?男性用の「プレミンMen」に葉酸が入っていないのは、男性は妊活中に葉酸サプリなんて飲む必要がないから、入れないように配慮した結果です。

ゲンナイ製薬は、自社の利益を上乗せするために、必要のないものを買わせようとする悪質な会社とは違うのです。詳しくは、「男性は葉酸サプリを無理して飲む必要ありません」にて解説していますので、読んでみてください。読んだら、またこのページに戻ってきてください。

妊活中に男性がサプリで飲むとしたら、葉酸ではなくて「マカ」や「ビタミンE」「亜鉛」にしてください。上記のページで、葉酸と男性の関連について「科学的データが不十分リストにすら載っていない」と書きましたが、亜鉛の場合は「科学的データが不十分」リストに載っています。

亜鉛男性
(米国FDA、イギリス、カナダ、オーストラリアなど各国政府機関も参考にしている超信頼できる資料の日本語版より)

「科学的データが不十分」ですので、過度な期待は禁物です。一方、ビタミンEに関しては、男性の妊活に関連したエビデンスが「レベル3」あります。

男性とビタミンE

マカに関しても「マカナ」のレビューにも書きましたが、男性絡みでエビデンス「レベル3」あります。「レベル2」は、女性の葉酸のエビデンスレベルです。

旦那さん用の葉酸サプリなんて買う金銭的余裕があるのでしたら、「亜鉛」「ビタミンE」「マカ」を中心に構成しているプレミンMenを買ったほうがいいです。ただし、レベル3ですので、「金銭的に余裕があるなら」程度に捉えてください。

結論:原材料の質に徹底的にこだわったハイグレード葉酸サプリ

総合評価A

「妊活開始から出産まで、質の高い原材料で栄養素をしっかり補いたい」
「美容成分とか要らないから、赤ちゃんのために中国産の原材料を使ったサプリだけは避けたい」

そんな人におすすめなのが、出産まで飲めるワンランク上の葉酸サプリ「プレミン」です。プレミンの発売日は2017年2月です。当サイトでおすすめしている葉酸サプリの中で最も新しくて、満を持して発売開始された商品です。

プレミンの唯一のデメリットは、体にやさしく吸収率の高いヘム鉄を配合したことによる粒の大きさ(厚み)です。ニオイや味を抑えるコーティングもしているため、口に入れてもすぐに溶け出すことはありません。サプリを飲み慣れていない人は、飲み込みにくさを感じるかもしれません。

ですが、サプリは3日も飲み続ければ慣れてくるものですし、どうしても無理な場合は定期配送の中止や、返金保証制度を利用できるので安心です。しかも、返金保証期間は二段階あって実質無期限なので、慌てることなくじっくり試すことができます。

プレミンは、原材料の質(種類)が他の葉酸サプリとは違いました。特に、中国産を完全排除しているのが最大の特長です。

たとえば、ビタミンCは葉酸を活性型にしたり、非ヘム鉄の吸収を助けるために、葉酸サプリに必須です。ですが、日本ではビタミンCの製造はしていなくて、国内に流通しているビタミンCの9割が中国産です。中国産が当たり前の現状です。

もちろん、中国産がすべて悪いわけではありませんが、2008年の毒入り餃子事件、2014年の期限切れ鶏肉問題など、中国産の食品は不安が常につきまといます。そんな中で、プレミンはEU産(イギリス&フランス)のビタミンCを使っています。

EUには「EFSA(欧州食品安全機関)」という、食品の安全性や有用性を評価する機関があります。日本の内閣府「食品安全委員会」は、このEFSAのリスク評価を参考にしていて、兄貴分的な存在です。そのくらいEU産の原料は安全性が高いのです。

サプリは毎日口にするものですから、「妊活・妊娠中はより良いものを選びたい」「赤ちゃんのために、より質の高い原材料のサプリを飲みたい」と考えている人にピッタリです。原材料の質を高めると原価が高くなってしまいますが、美容成分など余計なものを排除して、他社と同価格帯に抑えているのでコスパも良いです。

実際にどのように飲んでいくのかと言うと、鉄が15mg入っていますので、妊活開始から出産までそのままプレミンを飲み続けておくのがおすすめです。鉄が圧倒的に不足する妊娠中期から他のサプリを追加したり、他のサプリに切り替える手間がかかりません。

さらに、非ヘム鉄100%のようなムカムカや毎朝スッキリしない原因になりにくくて、妊娠期間を快適に過ごしやすいです。さらにマグネシウムも100mg入っていますので、快適な毎朝を習慣をサポートしてくれます。

そして、「定期購入は6回の継続が条件です!途中解約には応じません!」などという不親切な縛り付けもなくて、いつでも定期購入はストップできます。解約ではなくて「一時おやすみ制度」もありますので、再開するのもカンタンです。

というわけで、ヘム鉄をブレンドした理想的な鉄の配合バランスで妊活開始から出産まで買い替える必要がなく、成分配合量はもちろん、原産国から最終加工国まですべて開示した透明性と、NSF GMP認定工場で製造した国際レベルの品質を誇る高品質な葉酸サプリを飲みたい人に、葉酸サプリのNEWスタンダード「プレミン」の購入をおすすめします。

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