この記事は、妊娠中に太ももの付け根(股関節)が痛くて悩んでいる妊婦さんだけ読んでください。これからお伝えする内容は、
- 妊娠中の股関節痛で悩んだときに緩和策として効果のあった方法
- 妊娠中の股関節痛で悩まなかった人の予防法
どちらも読むことができるお得な記事になっています。それでは、ごゆっくりどうぞ!
体験談1:足の付け根がズキズキと痛むときに私がやっていた1つのこと
マヤ(1979年生まれ/子供3人/看護師)です。私は妊娠後期から、立ち上がるときや寝返りをうつときに足の付け根が痛くなりました。骨に響くような痛みでした。長時間歩いたときにも痛みがあったので、動くことが苦痛になってしまいました。また、寝返りをするたびに目を覚ましていたので、睡眠不足が続きました。
対処法:痛みを声に出して、時間をかけて動く
予防することも解消することもできませんでしたが、痛みがなるべく軽減できるように時間をかけて身体を動かしていました。
まず、立ち上がるときは、足の付け根が動くたびに「ズキズキ」と痛みが響くので、「イタタタ・・・」という掛け声のもと、テーブルに手をついて、なるべく体重を手にかけて立ち上がります。声に出してなんとか痛みを逃していたような状態です(笑)
寝返りをするときも膝を折って、なるべく足先に力を入れて、足の付け根に響かないよう細心の注意をしながらクルッと寝返りをしていました。それでも痛いので、足を使って動くような姿勢は身体が拒否するかのようにゆっくり行なっていました。
結局、痛みが強いときは無理をして動かないようにしていました。妊娠後期は仕事もしていなかったので、痛みがあるときは好きなときに休んでいました。足の付け根が響くような痛みは耐え難いですが、出産後にはその痛みは忘れてしまいます。今は無理をしないで、休めるときには休んで乗り越えてください!
体験談2:三回妊娠しても股関節の痛みに悩まなかった方法
すずこママ(1980年生まれ/子供2人/元看護師&保健師&第三子妊娠中)です。私は現在3人目を妊娠中で、来週には臨月を迎えますが、3回とも足の付け根や股関節痛には悩みませんでした。妊娠を3回経験していてわかったことですが、下半身に急激な負担がかかるのは妊娠後期に入ってからでした。
私の場合、明らかな股関節痛はありませんが、お腹が大きくなるにつれて重心が変わって腰痛は常に感じています。今まで見聞きしたことの中で、「骨盤ベルトを使うと、腰痛や股関節痛もやわらぐ」という情報がありました。
ですが、2人目を出産後に通っていた骨盤エクササイズのインストラクターから「骨盤ベルトに頼りすぎると必要な筋肉が衰えて、ベルトを外したときに症状が悪化することがある」「股関節が硬いと、痛みなどのマイナートラブルが発生しやすい」と教えてもらっていました。
その一方で、整体院の先生は「どうしても痛ければ、必要に応じて骨盤ベルトを着用したほうがよい」と言っていました。
股関節を動かすエクササイズのやり方
なので、3人目を妊娠中の今は骨盤ベルトも必要最低限の着用にして、股関節を動かすエクササイズや、子どもと一緒に歩いて筋肉をつけることを意識して生活しています。
そのおかげか、3回目となった今回の妊娠期間中は、ほとんどマイナートラブルに見舞われずに済んでいます。
妊娠後期は体重も急に増加してくる時期です。安静を必要とする人でなければ積極的に歩いたり、スクワットなどの股関節を動かすエクササイズを取り入れてみることで、股関節痛の予防に繋がると思いました。
体験談3:着け比べてわかった!股関節痛の予防に効果的な腹帯はコレ!
ヨカっち(1976年生まれ/子供4人/自宅出産)です。私は妊娠9ヶ月から臨月の夕方になると、下半身が疲れて、股関節がつっぱったり、ズキズキしたりしました。
股関節痛があるときは、お腹が引っ張られるようなひきつれ感もあって、立ち仕事がキツかったです。お腹の下部まで痛いので、そういうときは座るか横になるかして休憩しないとダメでした。毎日起こるわけではなく、「このくらい大丈夫だろう」と普段よりムリをした日の夕方に起こっていました。
特に困ったのは、2人目以降の妊娠中です。上の子がいると夕飯やお風呂に忙しいので、思うように休めませんでした。「またやっちゃった(泣)」と後悔しつつ、わずかな時間の休憩で何とか家事をこなしました。夜になって、やっと子供と一緒に自分も休息という感じでした。
サポートベルトタイプの腹帯では予防できなかった
予防策は、おなかの重みをサポートする腹帯(骨盤に巻くタイプ)に頼っていたのですが、サポートベルトタイプの腹帯はちょっと不十分でした。保育参観とか、朝から上の子のイベントがあるときは、着用感のラクなサポートベルトタイプをどうしても選んでしまいます。
ですが、帰宅した頃には疲れが股関節に出ていました。いつも痛くなってきてから、「あ~、さらしにすれば良かったな・・・」と後悔していました。
さらしを巻いたら、1日中痛くならずに済んだ
股関節痛の予防で優秀だったのは、さらしの腹帯です。
「人気の腹帯(妊婦帯)はどれ?実際に付けてわかった必要性とデメリットも教えます!」の記事でも書きましたが、伸びない綿の生地なので、骨盤をギュッと締めることができるのです。
お腹はまったくキツくなくて、締まった骨盤が重いお腹をしっかり支えてくれました。「このホールド感は綿100%のさらしにしかない!」と思いました。ちゃんと巻いた日は、1日中痛くならずに済んでいました。
ただ、欠点もあって、夏はムレて超暑いし、長いので扱いが面倒でした。ですが、2人3人と子供が増えると、妊ママは体力勝負なので、臨月の強い味方でした!
あとは単純ですが、疲れをためないように気をつけました。掃除や、上の子との公園遊びをがんばり過ぎないようにしたり、「自分の体力はこのくらいだな」とペースを意識して生活しました。
それでも痛くなってしまったら、とりあえず横になって痛い箇所をさすりました。股関節の痛みと同時にお腹のズッシリした重みもキツかったので、横になれば、重さは即解放できます。その状態でさすりながら休むと、痛みが落ち着きました。
まとめると、予防するなら、さらしの腹帯がおすすめです。そして、痛みが出たら1日を振り返って原因探しをしてみてください。原因が分かると、知らずにムリすることも防げて安心ですよ。もちろん、痛いときは休息が一番です。
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