総合病院、大学病院は勉強途中の若い先生が多い
なな(1989年生まれ/子供1人/元婦人科看護師)です。私は、産婦人科病院を選びました。食事、エステ、育児指導がしっかりしているからです。
総合病院や大学病院と、産婦人科病院の食事の違い
●かば記念病院(静岡県浜松市)
総合病院や大学病院は、他の疾患の患者さんも含めた食事メニューなので、どうしてもおいしくない食事になってしまいます。私の選んだ産婦人科病院は、食事メニューは豪華ですし、産後エステなどサービスが充実していました。また、産後の育児指導もしっかりしていると評判だったため選びました。
実際に利用してみて、レストランで食べるような食事をゆっくり食べることができてとてもよかったです。産後は子供を連れてゆっくり食事をすることができないからです。食事は、しっかり必要なエネルギーを考えてありました。また、エステもなかなか行けないので受けることができてよかったと思っています。
若い先生が妊婦さんの異常を見逃しそうになる場面を目撃
総合病院、大学病院での出産は、医療機器がそろっているし、安心できると思いがちですが、経験が少なく、勉強途中の若い先生が多く在籍しています。もちろん経験豊富な先生がその若い先生もみているのですが、私が勤めていた病院では、若い先生が妊婦さんの異常を危うく見逃すところだったという経験がありました。
また、帝王切開では腰椎麻酔の導入に研修医の先生が入り、とても時間がかかっていました。何度も何度もやり直していたので、患者さんはとても痛い思いをしているのを見ました。
産婦人科医の先生は経験を積んでいる
だいたい総合病院や大学病院で勉強した先生たちが、個人病院、産婦人科病院などに異動してくると思っています。
産婦人科病院で対応できない場合は、大学病院、総合病院にはなってしまうのですが、産婦人科病院は経験を積んで先生がいるので、早い時点で異常を発見できます。なので、産院は個人病院や、産婦人科病院を選ぶことがベストかと思います。
総合病院でもアットホームな病院は存在した
はらだひな(1988年生まれ/子供2人/身内に助産師)です。私は私は総合病院を選びました。入院費用も安く、もしもの場合に柔軟な対応が可能だからです。
流産の経験があったので、総合病院が安心できる
●中東遠総合医療センター(静岡県掛川市)
最初は助産院に通ってましたが、後に総合病院へ変えました。理由は他の病院や助産院と比べ、入院費が比較的安いこと、母乳指導が手厚く雰囲気も良いこと、もしもの場合に柔軟な対応が総合病院なら可能だったからです。
なんとなく総合病院は、リスクのある出産の場合に入院するものだと勝手に思ってました。ですが、他の病院や助産院と変わらず、普通の妊婦も出産できることを後々知りました。過去に流産の経験があった心配性の私は、緊急時でも対応可能な総合病院が安心できると思い、わざわざ助産院から総合病院へ変えました。
それに、その総合病院で出産した友人や先輩からも「あそこは総合病院だけど、助産師さんや看護師さんがアットホームで良いよ」「母乳指導をしっかりしてくれるし、気軽に相談できるよ」と、実際に入院した感想を教えてもらい、オススメされたことも総合病院へ変えた理由の1つです。
総合病院は助産師が毎日変わる。けど、逆にそれが良かった
総合病院で1人目を出産、入院した感想としては、担当医も親身になってくれましたし、口コミ通りアットホームな雰囲気でリラックスした入院生活が送れました。
初めての育児を1から丁寧に教えてくれましたし、母乳指導も1対1できちんと指導してくれて、しっかり母乳が出るようになりました。これは総合病院で助産師の人数も多く、豊富な知識を持った方々がいたからかな・・・とも思います。
担当の助産師は毎日変わりますが、それぞれの知識や育て方を教えてくれてとても勉強になりました。
食事だけはイマイチだったけど、柔軟に対応してくれる
しかし、食事はやはりいかにも病院食という感じでした。近くの助産院などは手作りのおいしい食事ができると聞いていたので、ちょっと羨ましいと感じた時もあります。ですが、やはり1人目の対応や環境が私には合っている気がして、2人目も総合病院を選びました。
地域や妊娠の状況によっては、病院選びが限られてしまいますが、病院や助産院によって、出産方法や入院方法(個室や食事)、入院期間や入院費、母子同室の時間が異なります。
いくつかいいなと思う病院をピックアップしたら、実際に入院したことのあるお母さんが周りにいれば一度聞いてみたり、実際に足を運んでみたりして選んでみると良いかもしれません。
以上のように、高齢出産や持病がある場合や、私のように心配性の場合は、柔軟な対応が可能な総合病院をオススメします。総合病院ってなんか固いイメージがありますが、意外と良かったですよ。
産婦人科病院が最優先だけど、大きな病院も視野に
こじかママ(1985年生まれ/子供3人/元看護師)です。私は産婦人科病院を選びました。実家から近く、主人もそこで産まれたからです。
実家の近くには産婦人科病院が3か所しかない
●広瀬産婦人科医院(鹿児島県出水市)
一人目の検診は自宅近く(都内)の産婦人科病院で、出産は実家の近くの産婦人科病院を選びました。はじめての妊娠で、検診はどこへ通ったらよいかわかりませんでした。そこで、同じ職場の出産経験のある先輩に、自分の働いていた病院の産婦人科に勤務していた先生が開業した病院を紹介してもらいました。
出産に関しては、実家の近くには3か所しか産婦人科病院がなく、主人もそこで産まれたので、同じ場所で出産しました。
長男が仮死状態で産まれてきて、先生が必死に蘇生
検診を受けた都内の病院は、高級感あふれていて、先生も優しく、予約をしても待たされることなく、スムーズに受診できました。
体重の増加が目立ちましたが、先生はあまり気にすることなく、笑顔で「順調ですね」と伝えてくれるので、安心して通うことができました。でも、受給券を使っても、トータル自腹で10万円ほど払いました。お金がかかりますね。
出産した産婦人科病院は、入院中の食事はとてもおいしく、部屋も個室の中にシャワーもついて、家族も泊まれて一日2,500円の部屋代を払っただけで、出産一時金が4万円戻ってきました。
でも、出産のとき、長男が仮死状態で産まれてきて、先生が蘇生するのに必死でした。地方なので、もしそのまま息をせずにいたら、救急車で1時間半かけてNICUのある病院まで行かなければなりません。それを考えると、産婦人科病院以外も考えなくてはいけないなと思いました。
おいしいごはんは大事
二人目の検診は自宅(神奈川)近くの皇室御用達の系列の産婦人科病院でした。選んだ理由は口コミです。そこが一番有名でした。出産はまた実家近くの産婦人科病院でした。
皇室御用達の系列の産婦人科病院は、ホテルのようなロビーに、プールも完備されていました。設備はすごかったですが、予約しても1時間半は待たされることは当たり前だったので、つわりのある時は本当につらかったです。検診はとても丁寧で、安心して通うことができました。
特に妊娠中のトラブルもなく、出産に関しては前回とても良かったので、そのまま同じ部屋で、おいしいごはんとともに入院生活を過ごすことができました。やはり料理は大事です。
ディズニー好きな先生に上の子どもたちが大喜び
三人目の検診も自宅近く(千葉)の産婦人科病院にしました。理由はやはり口コミです。幼稚園のママに聞いたり、ネットで調べたりしました。
評判のとおり、良い病院でした。でも、出産を里帰りにすると言ったとたんに、4Dでの超音波検診をしてくれなくなり、担当の先生も変わってしまったので残念でした。お金にならないと思われたのですかね。
出産は、妊娠中にトラブルが何もなかったので、今回も同じ実家近くの産婦人科病院にして、快適な入院生活を送ることができました。先生がディズニーが好きなようで、色々なところにミッキーがいて、子供たちが大喜びでした。また、オイルマッサージなどのエステ体験もできて、最高の入院生活でした。
妊娠トラブルや先生との相性、予算の考慮も忘れずに
結局、産院は口コミをネットで見たり、下調べをして、自分に合う産婦人科病院を探すのが最優先だと思います。でも、もし妊娠中のトラブルが多くあるようなら、なるべく大きな病院にしたほうがよいかと思いました。命には代えられませんからね。
また、先生との相性もあると思いますので、どのような先生が診察しているかなども調べたほうがいいと思います。一番はママの心の安定だと思うので、自分が快適に診察を受けられる先生に診てもらうのがベストだと思います。
なお、大きな病院だとお金がかかります。出産するために予約金を払わなければならないところもあります。出産にはお金がかかりますので、金銭面も考慮したほうが良いと思います。