立会い出産する?しない?出産してわかったメリット・デメリットはコレだ!

夫は、私よりも出産のことを鮮明に記憶していた


立ち会い出産派
カッチ(1983年生まれ/子供1人/元看護師&韓国在住)です。私は主人に立ち会ってもらいました。周りで出産した先輩ママや友人たちも、陣痛の最初から分娩の最後までご主人に立ち会ってもらっていました。なので、「あー、最近は立会い出産が普通で、立ち会わない理由がない限り立会うんだろうな」と思っていました。

私よりも必死な主人な姿に爆笑してしまう

一番良かったのは「夫婦ふたりで力を合わせて産んだ!感」を味わえたことです。主人が陣痛で苦しむ私の動画を撮っていたのですが、それはそれは必死に(笑)腰をさする主人が映っていました。その時は私も必死だったので、そんなに主人が頑張ってさすっていたとは知りませんでした。私より辛そうに見えて、いつ見ても大爆笑できる光景です(笑)

他にも、語り草になる出産にまつわる思い出話がたくさんあります。たとえば、

  • 私が最も好きな寿司を買ってきても一貫しか食べず、結局は生魚が嫌いな主人が全部食べるはめになった
  • 主人が出産の瞬間を撮影しようとカメラをかまえたけど、セルフカメラモード(内側のカメラが作動)になっていたので、白衣を着た主人しか映っていなかった

など、他の人が聞けば「へー」くらいの話ですが、私たち夫婦にしたらとても大切な思い出になっています。

また、主人だからなりふり構わず振る舞えたのだと思います。怒ったり、イライラしたり、泣きそうになったり、弱音を吐いたり、感情そのままぶつけました。さすがに自分の親にもここまで正直に振る舞えなかったと思います。

後日談:「俺のほうが大変だった!」

主人は「自分のほうが大変だった!」と言っています(笑)私から見てもそう思います。主人にとっても出産の過程は衝撃だったようで、今でも私より鮮明に出産話をします。

「仕事残ってるのに、腰さすれって言われるし」「寿司買いに走ったのに、一貫しか食べないし」「へその緒切るときも『お父さん!早く切って!』と医師に言われて、なんだか良く覚えてないし」など、ほとんどが笑い話です。

主人のほうが、友達や親に出産の話を自慢げにしています。笑い話であっても、主人が私が辛かったことも覚えてくれていて、それを誰かに話してくれるのが嬉しいです。

結局、私は立会い出産をして良かったと思います。一番よかったことは、出産の過程を主人が自分の記憶として持っていることです。聞いた話ではなく、リアルな体験を共有できることが夫婦の宝になりました。

「出産に立ち会った夫が倒れる説」について、夫に聞いてみた


立ち会い出産派
なな(1989年生まれ/子供1人/元婦人科看護師)です。私は陣痛室では実母、実父、主人に、分娩室では主人だけに立ち会ってもらいました。

「新しい生命が誕生する場面に、母親である私1人だけが頑張るのはおかしいよね」「立ち会わないと、父親は父性が芽生えるのに時間がかかるらしいよ」ということを出産前に主人に力説していました。

主人も立ち会いはするべきものだと思っていたそうです。なので、悩むこともなく立ち会い出産ということになりました。

メリット:家族みんなで出産の大変さを知れた

分娩室で赤ちゃんが出てきたときは、2人で感動を体験できてとても良かったです。でも、良かったのは出てきたところだけではありません。

私は陣痛室で長い間陣痛に耐えましたが、そのあいだ主人と両親が腰をさすったり、水分補給させたりとそれまでの過程を全員すべて知っています。「子供が生まれることは、そんな簡単なものではない」ということを家族みんなで知れたことも、とても良かったと思っています。

デメリット:あまりの痛さに暴言を吐いてしまった

あまりに激痛すぎて、私が暴言を家族に吐きすぎたのが想定外でした。痛くて叫んだことは、今思い出しても消したい過去です。

後日談:「倒れる?全然そんなことなかった!」

主人は「男の人は出産に立ち会うと倒れちゃったりするって聞いたけど、全然そんなことなかったし、こんなに感動的なものだとは思わなかった!」と、今でも言ってくれます。ぜひ2人目も立ち会いしてもらいたいと思っています。

結論として、自分が出産の良いシミュレーションをしていても、当日うまくいかないこともあります。でも、子供が生まれるまでの経過と感動を夫婦で共有することは、とても大事なことだと思いました。

次のページは、夫と実母の両方に立ち会ってもらった体験談です。

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