出産の痛みをランキング化~人生で痛かったことトップ10

体験談4:痛みにとても弱い私による人生における痛みランキング


なな(1989年生まれ/子供1人/元婦人科看護師)です。私の痛みランキングは次のようになりました。

1位:陣痛 ←出産

もうこれは何にも変えられないくらい強烈な痛みでした。「叫ぶなんてカッコ悪いから絶対しない」と決めていたのに、痛みに耐えられず叫んでしまいました。

2位:後陣痛 ←出産

1人目のときは後陣痛はほとんどないと聞いていたのに、子供が大きかったからか眠れないほど痛かったです。

3位:会陰裂傷したところの縫合部分の痛み ←出産

姿勢を変えるたびに糸に引っ張られる違和感と痛みがあって、動きたくなくなるほどでした。トイレのときはしみるし、うんちをするときは痛くて力を入れるのが怖かったです。

4位:会陰裂傷の縫合 ←出産

先生が部分麻酔をかけて会陰裂傷の縫合をしていたんですが、途中で他の人のお産に急に入り戻ってきて、縫合を再開したとき麻酔が切れていてとても痛みを感じました。肛門付近まで切れていたので、筋肉近くの縫合は他のところより痛く感じました。

5位:幼稚園のときの骨折

今でも骨が折れたときのことを覚えているくらい痛かったです。

6位:肺炎の時の喉の痛み
7位:子供の歯が生え始めたときの授乳
8位:インフルエンザの検査
9位:原付で滑ったときの痛み
10位:男の人が打ったピッチャー返しの球が足に当たったとき

6位から10位はさほど大差がない痛みで、お産を経験した今なら「たいしたことないな」と思います。

結論:私でも乗り越えられたので大丈夫!

陣痛の痛みはおそらく人生で一番つらい痛みだと思います。姿勢をいろんな向きに変えてみると、どこかで楽な姿勢があります。本当に少ししか変わらなかったですが、それでなんとか乗り切ることができました。

何度も助産師さんに「おなかを切って取り出してほしい!」と言っていましたが、生まれてくるわが子のことを想像して気持ちをなんとか保つことができました。分娩台に乗ってしまえば、あとは出すだけなので、痛みより喜びのほうが強かったです。分娩台までが勝負です。

痛みにとても弱い私ですら乗り越えることができました。だから、なんとかなります。陣痛の合間で赤ちゃんと会えることをイメージして、気持ちを高めて頑張ってください。

体験談5:3回目の出産で初めて、超安産に成功したテクニックを公開!


すずこママ(1980年生まれ/子供3人/元看護師&保健師)です。私の痛みランキングを発表します。

出産 1位:陣痛

3回陣痛を味わいましたが、3人目は出産スピードも速い分、陣痛のパワーも倍増でした。生理痛の30倍くらいの痛み度合いで「痛い痛い痛い」と声に出さずにはいられませんでした。

出産 2位:分娩

赤ちゃんの頭が出てくる瞬間は、まさに鼻からスイカが出てくる痛みそのものです。

出産 3位:会陰切開(会陰裂傷)の縫合

3回目の出産時は医師が間に合わずに会陰部が裂けてしまいました。その瞬間は痛みどころではないのですが、最後の縫合時の麻酔注射や、麻酔が切れたあとのチクチクした痛みは、座るたびに画鋲で刺されているかのような感覚でした。

出産 4位:後陣痛

出産回数が多いほど後陣痛がひどくなると聞いていましたが、3回目の産後は子宮をわし掴みにされているような痛みです。薬を飲まないと座っていられないくらい激痛でした。

5位:恥骨痛

産後は恥骨結合が開いている状態なので、しばらく歩くのも座っているのも骨がグラグラというか、ミシミシとゆがんでいる感じで痛かったです。

6位:乳腺炎

上の子2人の授乳期間中、外食や疲労が溜まったときに乳腺炎になりました。胸がガチガチに硬く張って激痛でした。マッサージもしてもらいましたが、痛すぎて涙が出ました。

7位:尾てい骨痛

妊娠後期から産後すぐまで、赤ちゃんの重みに押されたのと、産後に骨盤が開いて不安定なのとで、歩くと常にきしむような痛みでした。

8位:乳頭の亀裂

母乳をあげ始めてすぐは、乳首がまだ摩擦に慣れていないので、赤ちゃんの吸う力で擦り切れてきます。慣れるまで吸われるたびにヒリヒリ痛くて怯えていました。

9位:腕の骨折後の処置

人生で一度、小学生のときに転んで腕を骨折しました。若干の複雑骨折だったので、処置されるときに腕をひねられて、痛くて泣き叫んでいた記憶があります。

10位:麻酔なしで傷の縫合

小学生のときに骨折したと同時に、ひざに大きな傷を作ってしまい4針縫いました。なぜか麻酔なしだったので、痛すぎて泣き叫びました。記憶に鮮明に残っています。

結論:気持ちを前向きにすると超安産になることが判明

出産の痛みは一生続くわけではなく、赤ちゃんが出てくるまでがゴールと思ってひたすら耐えるしかありません。気持ちが後ろ向きになると頑張れなくなるので、私は前向きな気持ちになれるオレンジのアロマオイルをハンカチに浸して、香りを嗅ぎながら乗り切りました。痛みは当然強いままですが、3回目にして初めて精神的に落ち着いた中での超安産でした。

体験談6:1人目の出産で死にそうになったことから得た教訓


ちゃみっこ(1976年生まれ/子供3人/調理師)です。私のこれまでの人生で痛かったことトップ10をまとめると、次のようになりました。

出産 1位:陣痛
出産 2位:分娩
出産 3位:後陣痛
出産 4位:出産後の頭痛
5位:産前産後の足の付け根の痛み
6位:産前産後のかかとの痛み
7位:産前産後の膝の痛み
8位:おたふくのときの頬の痛み
9位:中耳炎のときの耳の痛み
10位:インフルエンザの体の痛み

出産して、戦争で負傷した兵士の気持ちがわかった

正直に言いますが、陣痛の痛みは想像をはるかに凌駕した痛みでした。戦争で負傷した兵士が痛みに耐えきれず「ひと思いにヤってくれー!」と叫ぶ気持ちがよくわかりました。

また、「私の出産体験記:初めての出産は死ぬかと思った」でも書きましたが、頭の中に何度も讃美歌が聴こえてきたことも覚えています。分娩の痛みは2人目のときがひどく、あまりの痛みに絶叫してしまったのですが、ドアの向こうでその声を聞いていた旦那がかなり引いていました。

陣痛と分娩は他とかけ離れた痛みです。3位の後陣痛も痛かったですが、痛み止めをもらって乗り切りました。出産後の頭痛にもかなり悩まされましたし、寝込んだことも何度もありましたが、痛みの度合いと考えると陣痛や分娩とは比べものにならないくらい楽でした。

産前産後の足の付け根、かかと、膝の痛みも、動きが制限されてしまうのがつらかったですが、鈍痛という感じでした。

結論:陣痛を怖がらずに、下に送り出すイメージを持つのとスムーズ

1人目のときは、陣痛のあまりの苦しさに体が萎縮してしまい、なかなか赤ちゃんが下に降りてきてくれませんでした。下に降りてくるほど痛みが強くなるので、無意識に抵抗していたようです。そのせいか出産もかなり長期戦になり、最後の4時間はほとんど記憶がなくなるほど辛いものになってしまいました。

2人目のときは、最初から赤ちゃんを下に降ろすことを意識して、体をできるだけ起こしたり、陣痛と陣痛の間にスクワットをしたりして、「どんどん出す!」イメージを持って臨みました。お陰でスムーズに進み、分娩のときまでかなりの体力が残っていました。

でも、「早く産む」ことを意識しすぎて、まだ子宮口が開ききっていないのに、助産師さんに針で破水することを頼んでしまいました。そのせいで急激にお産が進み、赤ちゃんが出るときの痛みが半端じゃなかったです。まさに、「鼻からスイカ!」のような痛みでした(笑)急がずにしっかり子宮口の開くのを待つべきでした。

3人目のときは陣痛促進剤を使ったので、意識せずとも陣痛の痛みが出てから産まれるまで30分と、まさに超特急出産でした。

以上の経験から、陣痛のときは、

  1. 怖がらず勇気をもつ
  2. 赤ちゃんを下に送って出すイメージで
  3. 最後は焦らず、しっかり子宮口が開くのを待つ

この3点を実行して、それから分娩に臨むのがベストな出産だと思いました。

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